朝早くまだ暗いうちに
人となられたイエスは、どのように父なる神と交わっておられたでしょうか?
イエスは、超自然的に神と交流しておられたというわけではなかったのです。
人として神と交流するためには、どうしても「祈り」という手段を取らなければなりませんでした。
しかもどこからも邪魔が入らないように、神と一対一になる必要がありました。
ですから、当時イエスは人が大勢集まる中で行動していたにもかかわらず
神と一対一になれるように、そのような環境を探し出しそこで祈っておられていました。
イエスの神との親しい祈りは、「朝早くまだ暗いうち」でした。
時間的に、人々がまだ活動を始めていない時間にひとり起きて祈っておられたのです。
さらに場所的にも、「人里離れた所」など人のいない所でした。
周囲に誰もいない所で、人とではなく神との親しい親密な交わりをしておられたのです。
そこで父なる神の御心を知り、それを行っていたのです。
ここに私たちの「個人的祈り」の本質を見ることができます。
個人的な祈りとは、神との一対一の親しい親密な交わりなのです。
そこで神と交わることによって、私たちは御心を知り神の計画を知っていくのです。
そして神の計画が行えるように祈ることを通して、神から力を受け
神の御心を実際に、行なっていくことができるようにされるのです。
時間はあっという間に過ぎていきます。
朝早い時間に起きても、うかうかしているとすぐに人々の活動時間になってしまいます。
早朝みんながまだ活動していない時間帯に、親密な神との交わりをしていきましょう!
【今日の聖書】
朝早くまだ暗いうちに、イエスは起きて、
人里離れた所へ出て行き、そこで祈っておられた。
マルコによる福音書 1章35節