イエス・キリストは肉となって来られた
1.キリストは肉となって来られた
イエス・キリストは、神であるにもかかわらず人間の姿を取られ
まったく人間の赤ちゃんとなって、この世に誕生されました。
このことを、イエス・キリストが「肉となって来られた」と言います。
キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに
固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕の身分になり、
人間と同じ者になられました。
人間の姿で現れ、へりくだって、死に至るまで、
それも十字架の死に至るまで従順でした。
フィリピの信徒への手紙 2章6〜8節
2.私たちは肉となって来られたイエスを証しする
私たちは、イエス・キリストが肉となって来られたことを信じています。
イエス・キリストは、まさに肉体をとられてこの世に来られたのです。
人間のような姿に見えて、実は特殊能力を備えていたというのではありません。
まったく人間と同じなのです。
痛みも感じれば、疲れもしたのです。
奇蹟をなされましたが、それは神の力によって行なっていただけです。
事実弟子達も、イエスと同じように死人を生き返らせ病人を癒しています。
元々力を持っていたのではなく、神の力を受け取っていたからです。
弟子達はイエスと同じように、悪霊も追い出しています。
イエスは文字通り、まったく人間と同じ姿だったのです。
3.キリストが肉となって来られたことは重要な真理
十字架と復活が最も大切な事なのですが、イエス・キリストが
神なのに人間の姿になられて、この世にお生まれになったということも
とても重要な真理なのです。ここを否定してしまってはならないのです。
ヨハネが「ヨハネの手紙二」を書き記した時、人を惑わす者が大勢出てきたといいます。
彼らは、イエス・キリストが肉となって来られたことを
公に言い表そうとしていなかったのです。
このように書くのは、人を惑わす者が大勢世に出て来たからです。
彼らは、イエス・キリストが肉となって来られたことを公に言い表そうとしません。
こういう者は人を惑わす者、反キリストです。
ヨハネの手紙二 1章7節
「こういう者は人を惑わす者、反キリストです。」と、ヨハネは断言しています。
キリストが神であるにもかかわらず、人の姿になって世に来られたことは
非常に重要な真理であって、それを否定する人は「反キリスト」だというのです。
むすび.私たちを救うためにイエス・キリストは肉となって来られた
事実、イエス・キリストは肉となって来られたのです。
神であるにもかかわらず、人間マリアの胎に宿り
人間の子どもとして、お生まれになったのです。
私たちの罪を赦すために、十字架で死なれるためにお生まれになったのです。
【今日の聖書】
このように書くのは、人を惑わす者が大勢世に出て来たからです。
彼らは、イエス・キリストが肉となって来られたことを
公に言い表そうとしません。
こういう者は人を惑わす者、反キリストです。
気をつけて、わたしたちが努力して得たものを失うことなく、
豊かな報いを受けるようにしなさい。
ヨハネの手紙二 1章7〜8節