本来的人間の生き方B 【住まい編】
1.エデンの園では家が要らなかった
神が人間を造られ、初めに置かれたのはエデンの園でした。
主なる神は、東の方のエデンに園を設け、自ら形づくった人をそこに置かれた。
創世記 2章8節
神は人を、エデンの園で生活するようになさいました。
エデンの園自体が人間の住まいであり、いわゆる家屋は不要でした。
気温は年中最適な気温で、裸で生活できていました。
今のような暑さや寒さは、ノアの洪水以降に生じたものであって
元々、汗をかくような暑さや凍えるような寒さはありませんでした。
ですから、壁と屋根で囲ってエアコンで空調する必要などなかったのです。
そもそも雨も雪も台風などの大風もありませんから、屋根や壁は不要でした。
裸足で歩けたということは、地面は小石や砂利などがなく柔らかかったと考えられます。
布団がなくても寝ることができるような、快適な環境だったと考えられます。
すべての動物は、弱肉強食ではなく人を襲うこともなかったので
壁もドアも鍵も、そのようなものが一切不要だったわけです。
当初の設定では、人間が屋根や壁のある家に住まなくても良かったのです。
2.罪を犯した結果、家という建造物に住むようになった
しかし罪を犯してエデンを追われた後は、家が必要になりました。
盗みという悪が、人間に入り込んでしまったため
自分の所有物を、盗難から守る必要性が出てきました。
ノアの洪水以降は、地上に雨が降るようになり(虹も出るようになり)
夏の暑さと、冬の寒さが繰り返されるようになったため
暑さと寒さをしのぐためにも、屋根付きの家屋が必須となっていったのです。
エデンの生活とは、かけ離れた生活になってしまいました。
3.住まいに大金を注ぎ一生かけて家のローンを支払う人生
現在の日本において、自分の家を持つというのは大変な事です。
土地と建物の両方を、取得する必要があります。
子供が増えれば、多くの部屋が必要となります。
土地だけでも高額なのに、さらに高額な家屋も建築しなければなりません。
土地の選定と購入、建物の設計と施工、建物のメンテナンスなどに
大きなお金をつぎ込むことになります。
親から多額の遺産を相続したりして、大きな収入がないかぎり
数十年に渡るローンを組み、地道に返済してゆかなければなりません。
住居というのは人生において、大きなウエイトを占めるものになっています。
むすび.人間がつくられた当初は住居など要らない設定だった
人生の中で一番お金をかけるものは、やはり住まいではないでしょうか?
家のローンを払うために、一生懸命働いて収入を得ていくというのが
一般的な生き方になっているのでは、ないでしょうか?
しかし、神が人間をエデンに置かれた当初は住居など要らない設定だったのです。
住居のために生涯一生懸命働かなければならない、などということは
元々は、あり得ませんでした。
人間の生涯というのは、住居のために一生懸命働く生涯ではなかったのです。
住居のために生きるのではなく、神のために生きるのが人間の人生の目的だったのです。
地上で立派な家を建てたとしても、それは生涯を終えたら終わりです。
神のために生きるなら、それは生涯を終えた後も天で報いられます。
そしてその生き方こそが、天で永遠に続いて行く生き方なのです。
住まいのためにではなく、神のために生きていくのです。
【今日の聖書】
わたしに聞き従う人は確かな住まいを得
災難を恐れることなく平穏に暮らす。
箴言 1章33節