2024年3月10日  「惜しまず豊かに蒔く」
          コリントの信徒への手紙二 9章6節
1.惜しんで少ししか種を蒔かないと刈り入れもわずか
@「献げること」を「種を蒔くこと」にたとえている
 マケドニアの諸教会は惜しまず施していた (2コリ8:2)  ゆとりのある時に施して釣り合いをとる (2コリ8:14)  惜しまず差し出したものとして用意すること (2コリ9:5)
Aなぜ惜しむのか?「惜しむ」意識はなぜ起こるのか?
 a)自分のものにしたい,自分も欲しい=欲望,自己中心  例) 滅ぼし尽くさなかったサウル、アナニアとサフィラ  b)将来への不安→蓄えておけば安心(ルカ12:18-19)
B惜しまない行動には聖霊による愛と力と勇気が必要
 惜しまない心=欲から解放された心=自分に死ぬ
2.神に与えられたものを充分に生かす (マタ25:16)
@5タラントン与えられた人は5タラントンを生かした
 2タラントンを与えられた人は更に2タラントンを儲けた  5タラントンの人は2タラントでなく5タラントン儲けた  与えられた5タラントンを生かし切っている 
A与えられたものを使うのであって無い袖は振らない
 1タラントの人の言い訳は通らない。与えられていた  レプタ2つを献げたやもめも借金ではない(マル12:42)  自分が持っているものでやり遂げること (2コリ8:11)
B自分のできる範囲の最高を献げた
 5タラントンの人も2タラントンの人もやもめも尽くした  マケドニアの教会も力以上に献げた (2コリ8:3-4)
3.豊かに蒔く事は心を尽くし力を尽くして神を愛する事
@真実の愛は自分の持てる100%目いっぱいを使う
 心を尽くし魂を尽くし力を尽くして神を愛せよ(申命6:5)  心を尽くし精神を尽くし思いを尽くして愛せ(マ22:37)  いつも全力を注いで主のわざに励め (1コリ15:58口語)
A中途半端ではなく心と力と精神と思いを尽くす 
 中途半端≠真実な愛。真の愛=全身・全霊・全力  厳しく叱るべき所を中途半端に叱るなら効かない  最後まで話を聞く所を中途半端に聞くなら愛でない
B神を愛して与えられたものを生かすかどうかの問題
 神と隣人を愛するかどうかは私自身の選択の問題  すなわち惜しむか、惜しまないかの選択は私の問題  私の選択と決断と行動にかかっている
むすび.惜しまず豊かに蒔くことは真の幸いに続く
 永遠に残るのは物ではなく愛。愛は惜しまずに蒔く!