2024年3月24日  「地に落ちれば多くの実を結ぶ」
          ヨハネによる福音書 12章24節
1.地に落ちて死んだ種こそ十字架で死なれたイエス
@一粒の麦は地に落ちて死ねば多くの実を結ぶ
 多くの実を結ぶため種を蒔く=種が地に落ちて死ぬ  種は死ぬことなしに結実しない→1粒のまま生きない  種を生かすには地に蒔くことがどうしても必要
Aイエスは十字架で死なれたからこそ多くの実を結実
 イエスの十字架がなければ誰一人救われなかった
B神の私たちへの願いは人生で多くの実を結ぶこと
 タラントンのたとえで褒められたのは?(マタ25:21)  私が豊かに実を結び弟子に→神の栄光(ヨハ15:8)
2.多くの実を結ぶために自分に死ぬことが求められる
@神の願いとずれている自分の欲望に死ぬこと
 人は皆、隣人のことよりも自分の利益を考えやすい  自分はこうしたい→神はどう願っておられるのか?  ペトロ:行きたくない所へ連れて行かれる(ヨハ21:18)
A自分の十字架を負ってイエスに従う (マタ10:38)
 十字架=死刑の道具 十字架を負う=自分に死ぬ  自分はこうしたい→けれども主の御心を優先させる  自分はこれが嫌い→嫌いでも主の御心ならば実行
B自分に死ぬことが人を生かすことになり結実に進む
 友のため自分の命を捨てる=最大の愛(ヨハ15:13)  イエスの愛は十字架で命を捨てるほどの愛だった  イエスが私達を愛したように互いに愛し合う(ヨハ15:12)
3.逆境は自分に死ぬ機会となり乗り越えると結実する
@自分に死ねなかった人たちは実を結べなかった
 金持ちの青年:財産を捨てきれなかった(マタ19:22)  アナニアとサフィラ:虚栄心と金銭欲→死(使徒5:1-2)  デマス:世を愛しパウロを見捨てた (2テモ4:10)
A自分に死ぬ体験を持った人たちが多くの実を結んだ
 ヨセフ:売られて(創37:27)冤罪で投獄(創39:19-20)  パウロ:鞭打たれ投獄,苦闘 (使16:30,1テサ2:2)  ステファノ:殉教 (使7:58-60)→パウロに多大な影響
B試練,困難,逆境は自分に死ぬ機会となっている
 ヨナ:神に反抗→大魚の腹→悔改め結実(ヨナ3:6-10)  もしヨナに嵐が訪れなかったら…自分に死ねなかった  鍛錬は義という平和に満ちた実を結ばせ(ヘブ12:11)
むすび.十字架で死なれ実を結ばれたイエスを模範に
 自分に死んでキリストに生きて実を結ぼう!(ガラ2:20)  生きているのは、もはやわたしではありません。  キリストがわたしの内に生きておられるのです。  わたしが今、肉において生きているのは、  わたしを愛し、わたしのために身を献げられた  神の子に対する信仰によるものです。(ガラ2:20)