2024年5月5日  「異邦人には異邦人の様に」
          コリントの信徒への手紙一 9章21節
1.異邦人は真の神と聖書を知らず偶像を崇拝していた
@ユダヤ人は真の神を信じて従おうとしていた
 イエスを信じなかったユダヤ人たちも神は信じていた  聖書を知り神の律法に従おうとしていた←伝えやすい
A異邦人は真の神を知らず偶像崇拝の中にいた
 そもそも真の神を知らない←1から説明する必要あり  ユダヤ人は異邦人と交際せず(使10:28) →伝達不能  異邦人は偶像を神としていた 例:アルテミス(使19:35)
B異邦人に福音を伝えるためまず真の神を伝える必要
 パウロはアテネで神がどんな方か語った (使17:24-27)  まず聖書の神がどのような方か知らせる必要があった
2.「パウロが異邦人のようになった」とはどういうことか?
@異邦人は律法を持たず神に背き偶像崇拝をしている
 律法を持たない異邦人は十戒を知らず守っていない  神を神とせず偶像を拝み神を愛さない⇔パウロの逆
Aパウロは偶像崇拝を一緒になって行なったのか?
 異邦人の様になるとは悪を共にすることではなかった  異邦人は知識がない故に悪と知らずに行なっていた  悪を共に行うのでなく知識がないだけと認め受容した
Bパウロは異邦人の上に自分を置くことをしなかった
 ×「私は神を知らない君達とは違って清く正しいのだ」  〇「私たちは同じように神に愛されている大切な一人」  パウロは律法を持たない異邦人のようになって宣教
3.その人を救いに導くにはその人の様になる事が必要
@「私も君と同じです」=自分をその人の上に置かない
 福音を知らないことは自分より劣っている事ではない  単に自分が先に福音を聞いただけそして信じただけ  尊敬をもって相手を優れた者と思いなさい (ロマ12:10)
A「私も罪人です」自分はその人よりも正しいと考えない
 正しいのは福音であって私ではない→赦されただけ  「私もあなたと同じ神の赦しが必要な罪人でした」
B「イエスによって赦されます」十字架の赦しを伝える
 その人が悪い行動をとる理由=単に知らないだけ  善悪を知らないと「自分が正しい」と誤解 (ルカ23:34)  正しい福音「イエスこそ救い主!」を伝える (使16:31)
むすび.異邦人の様になったパウロのように宣教しよう
 自分が神を信じていたことを決して誇らず上に立たず  異邦人の様になって福音を伝えたパウロにならおう!