2025年3月2日  「神の愛を自分自身で受け取る」
          ヨハネの手紙一 4章7〜8節
1.神は人間に自由意志を与え神と愛し合うようにされた
@すべての人には完全な自由意志が与えられている
 人間は神を愛し神に愛されるように造られている  愛は自由意志がなければ成立しない。必要不可欠な物
A自由意志で神と同様隣人も愛するように造られている
 人間は本来自由意志で隣人を愛するように造られた者  互いに愛し合って生きるのが私たち人間本来の生き方
B神は愛の基盤となる自由意志を徹底的に尊重される
 善悪を知る知識の木の実を食べることも可能にされた  アダムとエバの自由意志を決して侵害されなかった  彼らは実を食べる事も食べない事も自由に選択できた
2.アダムとエバは自分の自由意志で神に背く決断をした
@蛇に唆されてはいるが自分の意志で決断し実行した
 女は実を取って食べ男にも渡し彼も食べた (創世3:6)  強引に食べさせられたのでも脅迫されたのでもない  自分の意志で「食べよう」と決断し「食べる」行動をした
A自由意志で「神に背き悪魔に従う決断をした」それが罪
 自由意志で悪を選択し実行→悪魔に従った→神と断絶  神は命の源→断絶→人は永遠の命を失う→永遠の滅び  神は愛の源→断絶→人は神と愛し合う関係を失う
B人は愛を失い生まれながらにして隣人を愛せなくなった
 愛の源である神と断絶→人は人と愛し合う関係も失った  自己中心的な欲望を土台とした交わりにとって変わった  すべての人が人を愛さず自分の欲望を満たそうと生きる
3.自由意志で神の愛を受け取る時命も愛も完全に回復
@それでも神は人を愛し続けてイエスを与えて下さった
 人は自由意志で神に背いたが神は人を愛し続けられた  ひとり子イエスを十字架につけて罪の代価を払われた  神の側から、人間に回復の道を備えて下さった
Aイエスの十字架の血は神との関係と愛を回復させる
 十字架の血で神との断絶の原因となっていた罪が解決  自由意志でイエスを信じさえすれば神との関係が回復
B自分の自由意志で神の愛を受け取る必要がある
 神は最も良い解決を与えられた→問題は人間側の決断  自由意志で神の愛を受け取るかどうかにかかっている  イエスを信じると神との断絶が除かれ交わりが回復する
むすび.自分自身で神の愛を受け取る決断をする
 自分の意志で神の愛を受け取る決断をすることが重要  伝道は隣人の自由意志をどこまでも尊重しつつ行うこと  自由意志でイエスを信じていなければ救われない  神は最善をされているが問題は私たちの決断 ・今の試練は神の子とされた私に下さった神の愛の訓練  試練を神の愛として受け取るか単なる災いと考えるか  喜ばしい恵みも悲しく感じられる試練も神からの贈り物と捉えるか ・神の愛を受け取るかどうかは私の決断にかかっている  湧いている泉の水を汲みに行くか行かないかの決断  汲みに行けば水が与えられ潤うが行かなければ渇く ・神は私たちの自由意志をどこまでも尊重しておられる