2025年8月3日  「主の働き人のために神に熱心に祈る」
          ローマの信徒への手紙 15章30節
1.パウロの宣教旅行は目を見張るような力あるものだった
@広大な異邦人世界における極めて広域な伝道だった
 第2回:アンティオキア→219km タルソ→ 987km トロアス  フィリピ→ 151kmテサロニケ→ 73.5kmべレア→ 397kmアテネ→ 89.5kmコリント→ ...  第3回:エルサレム→ 656kmアンティオキア→ 1042kmエフェソ
A多くの人々が救われ各所に教会が形成されていった
 キプロス島の地方総督セルギウス・パウルスから始まり  ピシディア州のアンティオキア(13:14),イコニオン(14:1),  リストラ(8),デルベ(20),フィリピ(16:13),テサロニケ(17:1)…
B様々な厳しい困難を乗り越えて進められた伝道だった
 リストラ:ユダヤ人たちが群衆と共にパウロに投石 (19)  フィリピ:何度も鞭で打たれてから投獄 (16:23)  苦労,投獄,鞭打,投石,難船,盗賊,飢え,裸(2コ11:23-29)
2.パウロは自分のために祈って欲しいと懇願している
@パウロは超人でも何でもなく弱いひとりの人間だった
 衰弱し恐れに取りつかれひどく不安でした (1コリ2:3)  自分が望む事でなく憎んでいる事をしている(ロ7:15)  わたしはなんと惨めな人間なのでしょう (ロマ7:24)
Aパウロはとりなしの祈りの重要性を認識し願い求めた
 大胆に話せるように、祈ってください (エフェ6:19-20)  この計画を明らかにできるように祈ってください (コロ4:4)  宣教の速やかな前進と悪人からの守り (2テサ3:1-2)
Bとりなしの祈りこそパウロの働きを推し進め助けるもの
 弱いパウロを聖霊が助けたがとりなしの祈りも大きな助け  とりなしの祈りは実際の支援行動にも続く (2コリ8:3-4)  とりなしの祈りは人の力ではなく全能の神の力を求める
3.パウロの働きは個人的な単独の働きではなかった
@パウロの働きはとりなし祈る人々によって支えられてた
 とかく最前線で働く働き人が目立つ『パウロの』宣教旅行  もちろんパウロが行動し語ったが単独の働きでなかった  宣教はとりなし祈る人々によって支えられた協働の働き
Aとりなしの祈りはすなわち隣人を愛する愛の祈り
 誰かのためにとりなし祈る事はその人を愛する事  「互いに愛し合いなさい」を実行する祈りに他ならない  互いに愛する所に主が臨在→御業が起こる(1ヨハ3:22)
Bとりなしの祈りという愛の一致の中で宣教が進んだ
 とりなし祈る時そこに愛による一致が生まれる  愛による一致した働きこそ力強い実を結ぶ働きとなる
むすび.主の働き人のために神に熱心に祈って行こう!
 世界中のすべての主の働き人が、とりなしの祈りを必要としている  もし祈らないなら、働き人は倒れ教会は立ち行かなくなる  しかしもし祈るなら、牢獄からペトロが脱出したような奇跡が起こる!  とりなし祈ろう!