2025年8月31日  「愛はねたまない」
          コリントの信徒への手紙一 13章4節
1.サウル王はねたみを動機として行動した (サ上18:5-9)
@サウル王は自分より称えられたダビデをねたんだ
 「サウルは千を討ちダビデは万を討った。」 (サ上18:7)  人と人との相対評価、ダビデはすごい>サウルは普通
Aサウル王に見られるねたみのプロセス
 日頃自分の下にいた人物が大活躍→自分と比較  →負けた→劣等感・自己イメージダウン・俺は奴より下  →悔しい→ゆるせん→憎しみ→殺意→殺せ→追跡
Bサウル王のねたみの根幹は自己中心、終着点は殺意
 王に就任=権威は国中でトップ!自分より上がいない  ダビデが自分の上であるのが許せない=人より自分!
2.世のすべての人が自己中心のねたみの罪を持つ
@ねたみはアダムの息子カインから既に始まっている
 弟アベルだけが神に受け入れられたのが許せなかった  隣人が自分よりも良い状況であることを受容できない
A人々の優れた業績の裏に隠されたねたみという動機
 巧みなわざは互のねたみを動機としている (コヘ4:4)  行動の原動力がねたみになっている。負けてたまるか  切磋琢磨という言葉を使ったねたみ合戦 スポーツ音楽
B聖書中にはねたみに燃えた人物が数多く記されている
 モーセをねたんだダタンとアビラム (詩編106:16)  ペトロも大祭司とサドカイ派の人々から妬まれ (使5:15-)  パウロもアンティオキア(使13:14-),テサロニケ(17:15-)で  ねたみによってイエスは十字架にかけられた (マタ27:18)
3.キリストの愛はねたみの真逆で人を生かす←私の模範
@キリストは全人類を生かすために十字架で死なれた
 人が永遠の命を得て天国に行くため自分は十字架で死  自分が死んで人を生かす=自分より人!=ねたみの逆
A本来は隣人を自分よりも優れたものと思うべき
 相手を優れた者と思いなさい (ロマ12:10,フィ2:3)  相手が優れている状況こそが謙遜になれる良いチャンス  隣人が自分より秀でていても自分がダメなのではない
B自分よりも隣人がうまくいっている時隣人と一緒に喜ぶ
 喜ぶ人と共に喜び泣く人と共に泣きなさい (ロマ12:15)
むすび.ねたみから解放されて愛によって生きる
 ねたみのある所に多くの悪い行いがある (ヤコ3:14-)  キリストの十字架は、すべてのねたみの罪をゆるす  聖霊は私たちに愛を教えねたみから解放してくれる  いつでもへりくだり相手を敬うように変えてくださる