2025年11月16日  「愛はすべてを忍ぶ」
          コリントの信徒への手紙一 13章7節
1.『忍ぶ』と訳されている言葉は「屋根で覆う」という意味
@「ステゴウ」は屋根の様に覆ってやるという意味を持つ
 覆って保護する、覆ってかばう、上から降ってくる物を  受け止めて耐える、辛抱する、我慢する←雛を守る親鳥
A「忍ぶ」のイメージは家の屋根→自己犠牲で中を守る
 屋根は家の中を覆って中にいる人や物を大切に守る  屋根は中の人や物に代わって風や雨や雪を受け止める  中の人や物を守るために自分が傷つき痛み犠牲になる
B忍耐という言葉の違い(日本語訳ではほぼ同じだが)
 4節の「忍耐強い」=相手のことを怒らずに耐える忍耐  7節の「忍ぶ」=屋根の様に身代りに苦しみを受ける忍耐
2.キリストの内に見られる「すべてを忍ぶ」という愛
@本来私たちが自分自身の罪の裁きを受けるべきだった
 罪人である私たちが神に裁かれなければならなかった  罪が支払う報酬は死(ロ6:23)死後裁きを受ける(ヘ9:27)
Aキリストが屋根のように覆いになってそれを受けられた
 罪を持つ私たちの身代わりに私たちの上に覆いとなって  私たちの罪の裁きをイエスが十字架上で受けて下さった  私たちはほんの一滴の雨粒のような裁きも受けない
Bイエスは十字架で私たちのためにすべてを忍ばれた
 イエスは私たちが受けるべきだった裁きを十字架上で  じっと耐え忍ばれ最後まで耐えられた=自己犠牲の愛
3.「すべてを忍ぶ」愛は隣人を生かすため犠牲を払う
@自分が相手の代わりに犠牲になる(相手の傷を受ける)
 キリストは私たちのために十字架の苦しみを忍ばれた  私たちも隣人のために自分の十字架を負って隣人の  ためのすべての苦しみを忍ぶ (例:子育て中の母親)
A自分が苦しみ死んでも相手を生かす(傷を負わせない)
 キリストが十字架で苦しみを忍ばれ私を生かされたように  私も自分を犠牲にして隣人を守り大切にし生かしていく  (母親の育児は子を生かし子の成長を大いに助けていく)
B中途半端ではなくすべて最後まで(雨漏りしない屋根)
 キリストは死に至るまで忍び通され救いの道が完成した  屋根は雨漏りしないために中途半端であってはならない
むすび.隣人のためにすべてを忍ぶ愛で愛していこう
 この世は「他者を犠牲にして自分を生かしている」が愛は  「隣人を生かすために身代りとなって犠牲を払い続ける」  隣人を愛するということはとてもレベルが高いができる!  愛する力を求めて神に祈ろう!そして愛していこう!