今年のアドベント･クリスマス･顕現節の説教のテーマとは、「飼い葉おけで《です。それで、イエス様が生まれた所の飼い葉おけの所にいる人やその出来事を見ましょう。私達も飼い葉おけに行って、マリア、ヨセフ、羊飼い、天使、博士、および自分も見ます。しかし、今日、その飼い葉おけで寝ている赤ちゃんを見ましょう。イエス･キリストです。飼い葉おけの意味が分かる為に、その子供はどなたであるか、どのものであるか知る事が必要です。

その赤ちゃんには多くの吊前があります：イエス様、キリスト、メシア、マリアの子、ダビデの子、神の子、インマヌエル、などです。しかし、一番大切な吊前とは、全能の神、三位一体の第二人格です。宇宙の神は、この飼い葉おけの中にいます。私達人間はそれが理解しにくいでしょう。これは奇跡です。これこそは、クリスマスの本当の奇跡です。

自分の救い主としてイエス様を信じない人にとっては、その飼い葉おけが空っぽでしても同じです。又、イエス様の代わりに別の物を入れます。しかし、もし全能の神様であるイエス・キリストを飼い葉おけから取り出したら、何が残るでしょうか。「クリスマス《から「キリスト《を抜けば、何があるでしょうか。

「クリスマス《は　→　「マス《になります。「マス《とはただのかたまりです。又は、「マス《はめちゃめちゃの「混乱《になります。又、「キリスト《の変わりに「サンタ《になりましたら、「サンタマス《になります。ところで、「クリスマス《の「マス《の意味とは、実は「礼拝《です。ローマカトリック教会の中では、礼拝を「マス《又「ミサ《と呼びます。それで、「クリスマス《の言葉の意味とは、キリストを覚える礼拝と言う意味です。しかし、サンタより聖ニコラスにしたら、彼の教会の記念日は１２月６日です。聖ニコラスは愛と慈善で満たされた素晴らしい人でした。しかし、多くの人は、「キリスト《の代わりに、「プレゼント《、「パーティ《、「自分《、又「お金《にするでしょう。商売の人にとっては「キャッシュマス《で，もうけたいと思います。しかし、多くの貧乏な人や寂しい人にとっては、信仰がなければ、この季節の意味はただの「空っぽマス《、「むなしいマス《です。

キリストをクリスマスの中から抜かさないようにするのは大変です。自分が疲れている時、寂しい、忙しい、困った時には、どうして全能の神様が、わざわざ飼い葉おけの中で生まれるか考えるかもしれません。イエス様が人間として生まれた理由とは、人間として死ぬ為です。ご自分の上に私達の罪を取って私達の罪を赦す為に十字架上で死ぬ為に生まれました。それは完全な犠牲でした。十字架でも空っぽのお墓でも救いを見つけます。しかし、その前に、ベツレヘムの飼い葉おけで、救いの約束を見つけます。羊飼いと同じように、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか《と。

アーメン。

マイケル・ニアフッド、牧師
沖縄ルーテル教会