今日の福音書は、主なるイエス様の洗礼であるので、私達の洗礼について話しましょう。洗礼には３つのものがあります：水と御言葉と信仰です。即ち、普通の水と、その水に意味を与え･その水に救いの力を与える神様の約束の御言葉と、その約束をつかむ信仰です。神様の約束はすごく大きいですので、水の量はもう大切ではありません。海程の水の量でも、水の３滴でも良いです。３滴と言いますと、父と子と聖霊の為に一滴づつです。そして、その神様の約束が私の信仰より大きいです。それは良かったです。何故ならば、たまに自分の信仰が山を動かすほど大きいですが、ある時、疑いと心配ごとの為に、見る事がほとんど出来ないほど小さいです。そのような小さい信仰があっても、その信仰が神様の約束を見る事が出来、救いの為に完全に神様にたよる事が出来ます。それで救いの為に、私達は自分の信仰に頼らないで、むしろ完全に、神様の約束と神様の恵みに頼ります。

洗礼とは、私達の罪を洗い落すものです。洗礼にそれが出来るのは、私達の罪を赦す為にイエス様が十字架上で死んで下さったからです。それで洗礼は、イエス様がなさった事をしるして、そして信仰によって私達はイエス様を自分の救い主として受け入れます。

又、洗礼は、教会に入る為の入会式です。マが、信じない者は滅びの宣告を受ける。《キリスト教会は人間の集まりで出来たものです。私達は他の人の心の中を見る事が出来ません。他の人が本当の信仰を持つかどうか、偽善者であるかどうかも知る事が出来ません。ですから洗礼は必要です。その水と御言葉の中には、神様の約束があり、そして私達はその約束を信じます。人がその洗礼式の時に信仰の告白とその誓約を言う時、私達はそれをそのまま受け入れなければなりません。又、その人の心の中や人生の中で、信仰が成長するように祈ります。特に子供の場合はそうですが、大人の場合にもそうです。洗礼は卒業式ではなくて、入会式で、教会に入る儀式、神の国に入るお祝いです。

今日、洗礼の水について考えたいと思います。どうして水を使うでしょうか。水は毎日に使う完全に普通のものです。生きるために必要ですが、つまらない物です。どうして神様が水の洗礼を要求するでしょうか。勿論、水は汚い泥[どろ]を洗い落とします。そして神様の約束と共になりますと、罪をも洗い落します。しかし他の物を使ったらどうでしょうか。例えば、燃える火はどうでしょうか。火は罪を燃やしてしまって私達を清めるでしょう。ある南太平洋の島での儀式には、人が火の中を通って歩きます。又、熱い火の石炭の上を歩かなければなりません。もしイエス様は、火による洗礼を命令しましたら、あなたはそれをしますか。あなたの信仰がそれをするほど大きいでしょうか。即ち、火を通して歩く程天国に行きたいと思いますか。私ならします。しかし、その必要がありません。イエス様は十字架上で死んで、悪魔と地獄の上に勝利を告げました。もし地獄は燃える火の所でしたら、イエス様はもう既に、私達の為に黄泉に下りその地獄の火を通って下さいました。

洗礼が大きなテストのようなものでしたらはどうでしょうか。天国に行く為に素晴らしい、危ない業をする事が必要ならばどうでしょうか。例えば、高い山を登る事か、隠された宝を探す冒険はどうでしょうか。ある変な宗派、セクトの教えとは、天国に行きたいと思いましたら、その組織の中の働きが必要だと言い、又、そのセクトを広げる活動をする事が必要だと言います。しかしキリスト教にとっては、それは本当に馬鹿です。何故ならば、私達が知っているように、キリストは救いの為の働きを全部なさったからです。イエス様は弟子達を宣教の働きに送りましたし、私たちは教会の中で働きますが、それは愛の業です。もうキリストによって救われていたからです。

さまざまなグループには、様々な入会の義式があります。あるグループに入る為に、入れ墨をいれる事が必要です。多くのギャングやヤクザなどはそうです。クリスチャンになる為に、あなたは入れ墨を入れますか。手の裏の十字架でしょうか。又、額の上の黒い十字架などはどうですか。その印を洗い落す事が出来ません。誰でもその印を見る事が出来ます。自分の信仰を隠す事が出来ません。それが良い事かも知れません。なぜなら正しい事をしなければならないからです。そうしないと恥になります。

水の洗礼は違います。海の中で洗礼を受けても、その水は乾きます。記憶が残りますが、洗礼の物質的な証拠が残りません。それで完全にイエス様の約束に頼らなければなりません。即ち、「信じて洗礼を受ける者は救われる。《目で見ると、誰もあなたがクリスチャンであるかどうか分かりません。いや、分かるでしょう。イエス様は言われました、マタイ７：２０「その実で彼らを見分ける。《悔い改めの実です。愛の実です。聖霊の実です。洗礼の水によって水を与えられている 信仰の木です。

あなたは、たまに渇きますか。自分の信仰をリフレッシュしたいと思いますか。そうならば自分の洗礼を思い出して下さい。神様の御言葉やて、神様の約束や、祈りや、賛美を持って自分の上にかけて自分を濡らして下さい。聖餐式の礼典によって洗礼の信仰をリフレッシュして下さい。濡らして生きて下さい。父と子と聖霊の吊前によって生きて下さい。

アーメン。

マイケル・ニアフッド、牧師
沖縄ルーテル教会