宗教改革の言葉:“キリストのみ、Solus Christus”

2022年10月30日、宗教改革主日

話す時、沢山のスロガンと表現とことわざなどの言葉を使います。3つや4つの言葉で、意味深い、感情を起こす言葉があります。例えば、教会のなかで『三位一体』と言ったら、その言葉の後ろには、信仰告白と歴史と礼拝と洗礼がありますので、祝福された言葉です。頑固な人と働く時、その人の事をあきらめることわざがありまう。「You can lead a horse to water but you cannot make it drink.《 “馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることは出来ない。” 「Black lives matter, 黒人の命には価値がある《と言う掛け声(運動)は社会的な治安を乱すか社会的な変化をもたらすでしょう。ある時、ラテン語の言葉を使います。アメリカの海兵のモットはSemper Fi,いつも忠実で、その後ろには山ほどの意味と献身とプライドがあります。

宗教改革時代には、このような言葉がありました。便利でした。多くの喧嘩や争いや教義の立場を表しました。現代も、そのいくつかを利用して教えます。何故ならば、宗教的な論争の時だけではなくて、キリスト信者の人生を送るのに役に立つからです。これらの短い表現は、赦し、慰め、救いの確信を与えるからです。

いくつかの神学的な表現をリストアップしました。




日本語 ---  ラテン語 ---    これはどの意味ですか
恵みのみ --- Sola Gratia --- 神様は私達を愛するので、救われています。
信仰のみ --- Sola Fide --- 神様の恵みを受けるので、救われています。
キリストのみ --- Solus Christus --- キリストは救いの働きを全部します。
聖書のみ --- Sola Scriptura --- 神様が啓示する唯一の確かな証です。
同時に聖人と罪人 --- “Simul Justus et Peccator” ---    信者の人間の状態です。
二つの王国 --- 教会と社会 --- 神様は両方に働きます。
律法と福音 --- --- 罪深い聖人に説教します。
我はここに立つ。 --- Hier stehe ich. --- 勇敢な信仰告白、キリストが私達のそばに立つからです。


今日、そのリストから一つを選んで、見たいと思います。他のものを説明するに役に立つと思います。“キリストのみ、Solus Christus。”

先ず、その意味とは、私達の救いは、イエス・キリストのみの働きによっている事です。又、その働きをなさるのはキリストだけです。救いを得るには、私達は何もしません。十字架上のキリストの死だけが私達を救います。自分の働きによって救われていません、又、自分の良い業、自分の祈り、自分の献金、免罪符などによっても救われていません。キリストのみの意味とはモーセの律法は私達を救いません。私達は十戒を守ろうと思いますが、それは、神様に喜ばしい、キリスト信者の生活ぶりを表すのです。律法を守る事によって救われていません。かえって、救われていますのでそれを守ります。

500年前に、宗教改革時代には、キリスト教会の中には、直す必要か、ちょっと“設定をフィックス”する必要な所がありました。マルチン・ルターは、教会を捨てる事や教会を出る事を望みませんでした。何故ならば、教会の中には福音があるからです。聖書があり、聖礼典があり、礼拝があります。“Don’t throw away the baby with the bathwater.”赤ちゃんを風呂の水と一緒に捨ててはいけない。

  しかし、ある時you “could not see the forest because of the trees.”“木が邪魔をして森が見えない。”ある習慣と教えがキリストの恵み深い働きを隠しました。皆が知っていて、教えて、信じていたのは、あなたを救う為にキリストは十字架上で死んで3日目に復活した事です。しかし、本当の救いを得る為に、あなたには、救われる価値が必要でした。悔い改め、赦し、penance{後悔、罪に償うをかするtsugunau}が必要でした。Penanceとは、罰です。お金か、奉仕か、特別な業か、免罪符か煉獄でした。キリストのみでは、十分ではありませんでした。キリスト プラス 何かでした。

それで、マルチン・ルターは1517年10月31日に、ウィテンベルグの城教会のドアに、その有吊な95か条を張りました。

“キリストのみ、Solus Christus。”とっても綺麗な言葉です。ただ聞いて、その意味を分かれば、ルーテル教会の人に笑顔を与え、心を暖かくします。自分の罪の為の罰を心配するとき、赦しの確信を与えます。私達は神様を愛するので、自分の罪が愛する神様に喜ばしくないと心配する時、この言葉は神様の愛を与えます。神様はあなたと世の人々を愛するので、御自分の御子・キリストをこの世に送りました。それで、御子を信じる人は、滅びないで、永遠の命を得ます。この言葉は本当に信じる人に永遠の命を与えます。又、リリーフ、解放、慰め、安心を与えます。何故ならば、救いを得る為に、何もしなくてもいいからです。しかし、神様に対して、なまけものにならないように、神様の愛を大事にしないように 気をつけましょう。キリストのみの意味とは、キリストは私達に必要なものの全てです。又、救いがある所とは、キリスト教会の中だけであると言います。それで、私達の心を開かせて、福音のメッセージを広げるようにします。即ち、永遠の命と救いを与えるのは、キリストのみです。こうして、キリストの愛を他の人にあげます。

“キリストのみ、Solus Christus。”キリストによって、私達は福音に喜びます。自分の心と人生には、キリストの平和があります。

アーメン。

マイケル・ニアフッド、牧師
沖縄ルーテル教会


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