マタイ 1:18–25

天使は福音であるイエス様の誕生を告げます。それで、今年の待降節･クリスマス･顕現節のテーマとして、天使について説教するようにしました。先ず見たのは、天使ガブリエルは　神殿の中でザカリアの所に来ました。彼の妻は息子を産みます。その子供はバプテスマのヨハネになります。先週見たのは、ガブリエルはマリアの所に行く事でした。マリアが神の子であるイエス様の母になる事を告げます。

今日見たいのは、天使が夢でヨセフに語る事です。

マタイ１：１８－２５
1:18 イエス・キリストの誕生の次第は次のようであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。1:19 夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心した。1:20 このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。1:21 マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」1:22 このすべてのことが起こったのは、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。1:23 「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。1:24 ヨセフは眠りから覚めると、主の天使が命じたとおり、妻を迎え入れ、1:25 男の子が生まれるまでマリアと関係することはなかった。そして、その子をイエスと名付けた。

ヨセフは自分の人生を計画して、もう決まったと思いました。　　ヨセフは神様を信じる、けいけんな人でした。大工の仕事があったので、経済的に安定しています。そして、町の一番美しいと思った女性、マリアと婚約しました。そして、その時、マリアが妊娠中であると知りました。ショックでした。自分がその赤ちゃんの父ではないからです。聖霊による事は信じにくいでしょう。ヨセフは何をすればいいか悩みました。進んでマリアと結婚すべきかどうかと考えました。彼女と結婚すれば、自分にとっては恥でしょう。　しかし結婚しなければ、愛するマリアにとって大きな恥になるでしょう。それは、今日の福音書の日課が教えます。「夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表(おもて)ざたにするのを望まず、　ひそかに縁を切ろうと決心した。」と。この事を考えていたところ、　　「主の天使が夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。　1:21 マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」」

ヨセフの恐れを取り除いたのは何でしょうか。マリアを妻として迎え入れる自信はどこから来たのでしょうか。不安の中で平和をくれたのは何でしょうか。　私が思うのは、それは、天使がヨセフにその子供の名前を教えた時でしょう。ヘブライ語では、イエス様の名前はヨシュアです。その言葉の意味とは「主は救う」です。今度、イエス様によって、主は「自分の民を罪から救うから」です。ヨセフは罪が分かりました、又、罪から来る恥をも分かりました。しかし赦しが、その恥を取り除く事も分かりました。ヨセフはマリアを愛しました。そして、彼女の恥を取り除く事が出来る唯一の方法は、赦しであると分かりました。もし彼女と結婚する事が恥ずかしくても、赦しは、ヨセフ自身からも自分のすべての恥や罪を取り除きます。この赤ちゃんは、マリアもヨセフも罪から救います。この赤ちゃんは、この家族に平和と愛をもたらします。それで、確信と喜びを持って、マリアを妻として迎え入れて、自分の古里のベツレヘムでその子供を自分の子供として登録しました。

ちょっと、教会の夫達に話したいと思います。今あなたの妻になった女の人と結婚するかしないかと考えた時を覚えますか。一目ぼれでしても、多分、良い点と悪い点を計算したでしょう。クリスチャンとして、それについて祈ったでしょう。結婚は大きな決断と約束です。自分は経済的に安定しているだろうか。自分の自由を捨ててもいいだろうか。愛があなたの目を閉じてしまわなければ、その彼女の欠点も分かって、その欠点は恥ずかしいかもしれません。しかし、それを乗り越える為に、その心配と恐れを取り除くのは何でしょうか。もしかしたら、私達夫達は、ヨセフのように赦しの力を知るでしょう。愛する人の欠点を見逃して赦しますが、同時に、自分を愛する人が自分を赦して、自分の罪と欠点と弱さを赦すので、それを見ないと分かります。イエス様の名前の意味を　　思い起こします。「主は自分の民を罪から救う」と。私達は自分の罪から救われています。罪はもう私達に害を与えません。罪はもう私達を別々に離しません。赦しは、私達を結び合わせて、平和を下さいます。

私達の人生のさまざまの部分に、その散らされた状態ピースに、イエス様は救いをもたらします。恥と恐れと不安と罪と弱さと疑いと、そのほかの病気とほかの問題があるところに、イエス様は罪の赦しによって救いを下さいます。私達はまだまだ、クレジット　カードの負債を払わなければなりません。交通ルールを破りましたら、その罰金を払わなければなりません。私達の病気がひどくなるかもしれません。　ヨセフのように私達は天使からの夢を見ないかも知りませんが、神様はさまざまの方法で私達に話します。例えば、ある聖書の言葉は自分に希望を与えたり、キリスト信者同士は自分に良い忠告を言ったり、又、自分に神様から与えられた心と頭を使って、平和を与える解決を見つけたりするでしょう。

しかし、最高のクリスチャンの答えは、イエス様の名前の説明に有ります、「主は自分の民を罪から救うから」です。　それで、キリスト教会のシンボルは十字架です。　私達の罪と恥がその十字架に行きますので、私達の心と思いには、平和があります。

私達はその子供のキリストを自分の心と自分の家にも迎え入れまして、そして、ヨセフと同じように、その子を自分のものにして、「その子をイエスと名付け」、自分の救い主と呼びます。

アーメン。

マイケル・ニアフッド、牧師
沖縄ルーテル教会