良いコネクション

2012年5月6日

福 音 書 ヨ ハ ネ 15: 1- 8
15:1 「わたしはまことのぶどうの木、わたしの父は農夫である。 15:2 わたしにつながっていながら、実を結ばない枝はみな、父が取り除かれる。しかし、実を結ぶものはみな、いよいよ豊かに実を結ぶように手入れをなさる。 15:3 わたしの話した言葉によって、あなたがたは既に清くなっている。 15:4 わたしにつながっていなさい。わたしもあなたがたにつながっている。ぶどうの枝が、木につながっていなければ、自分では実を結ぶことができないように、あなたがたも、わたしにつながっていなければ、実を結ぶことができない。 15:5 わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。 15:6 わたしにつながっていない人がいれば、枝のように外に投げ捨てられて枯れる。そして、集められ、火に投げ入れられて焼かれてしまう。 15:7 あなたがたがわたしにつながっており、わたしの言葉があなたがたの内にいつもあるならば、望むものを何でも願いなさい。そうすればかなえられる。 15:8 あなたがたが豊かに実を結び、わたしの弟子となるなら、それによって、わたしの父は栄光をお受けになる。
第一日課 使徒言行録 8:26-40
8:26 さて、主の天使はフィリポに、「ここをたって南に向かい、エルサレムからガザへ下る道に行け」と言った。そこは寂しい道である。 8:27 フィリポはすぐ出かけて行った。折から、エチオピアの女王カンダケの高官で、女王の全財産の管理をしていたエチオピア人の宦官が、エルサレムに礼拝に来て、 8:28 帰る途中であった。彼は、馬車に乗って預言者イザヤの書を朗読していた。 8:29 すると、“霊”がフィリポに、「追いかけて、あの馬車と一緒に行け」と言った。 8:30 フィリポが走り寄ると、預言者イザヤの書を朗読しているのが聞こえたので、「読んでいることがお分かりになりますか」と言った。 8:31 宦官は、「手引きしてくれる人がなければ、どうして分かりましょう」と言い、馬車に乗ってそばに座るようにフィリポに頼んだ。 8:32 彼が朗読していた聖書の個所はこれである。
  • 「彼は、羊のように屠り場に引かれて行った。毛を刈る者の前で黙している小羊のように、/口を開かない。

    8:33 卑しめられて、その裁きも行われなかった。だれが、その子孫について語れるだろう。彼の命は地上から取り去られるからだ。」 8:34 宦官はフィリポに言った。「どうぞ教えてください。預言者は、だれについてこう言っているのでしょうか。自分についてですか。だれかほかの人についてですか。」 8:35 そこで、フィリポは口を開き、聖書のこの個所から説きおこして、イエスについて福音を告げ知らせた。 8:36 道を進んで行くうちに、彼らは水のある所に来た。宦官は言った。「ここに水があります。洗礼を受けるのに、何か妨げがあるでしょうか。」 8:37 *フィリポが、「真心から信じておられるなら、差し支えありません」と言うと、宦官は、「イエス・キリストは神の子であると信じます」と答えた。 8:38 そして、車を止めさせた。フィリポと宦官は二人とも水の中に入って行き、フィリポは宦官に洗礼を授けた。 8:39 彼らが水の中から上がると、主の霊がフィリポを連れ去った。宦官はもはやフィリポの姿を見なかったが、喜びにあふれて旅を続けた。 8:40 フィリポはアゾトに姿を現した。そして、すべての町を巡りながら福音を告げ知らせ、カイサリアまで行った。

  • 子供のメッセージの中で、イエス様とつながれる事について話しました。私達が農場に住まないので、ブドウの木とその枝についてよく分かりません。それで神様が電気のコンセントのようであると話しました。電気製品と同じように、働く為に、電気の源につなげなければならないように、私達も神様とつながっていなければなりません。自分の人生の中で実を結ぶ為に、力の源に接続されていることが必要です。又、教会の伝道は、長い延長コード線のようです。それで遠い所まで、イエス様の福音と愛を他の人に持って行く事が出来ます。それでその人も救われるためです。 何故ならば、救いのコンセントが一つしかありません。天国への道がただ一つです。救いの源がただ一つです。それはイエス様の十字架です。釘によって、イエス様が十字架につながれていました。ですから十字架には救いの力があります。イエス様が殺されました。彼の力が出ました。しかし、復活によって、彼には命の力があり、永遠の命があります。どのように私達がイエス様と接続されるでしょうか。それは、私達がイエス様を自分の救い主であると信じる時です。聖霊は私達に信じる為の力を与え、クリスチャンとして生きる為の力をも下さいます。電気製品の働きは電力から来ます。私達の良い働き、私達の他の人の為の愛は聖霊から来ます。言い換えますと、私達が良い業をするから救われるのではなく、私達が救われているので、良い業をします。

    ですから、大切なのは、神様につながれる事です。よいコネは大切です。多くのものの為に大切です。例えば、問題を解決したいと思う時、いろいろのものの関係を理解する事が必要です。先週は緑の日でした。自然の環境が分かる為に、すべての物がほかのすべての物と、つながれている事が分かって、結局、すべてが天地を創造された神様につながれていると分かってきます。私達が他の人を知りたいと思いましたら、その人の他の人との関係を聞きます。家族、仕事、友達、教会などです。聖書を知りたいと思いましたら同じです。

    使徒言行録8章にはエチオピアの女王カンダケの高官は、馬車に乗って、遠い国に帰りながら、聖書を読みました。彼は神様を信じましたが、預言者イザヤの言葉を理解するのが難しいと思いました。何故ならば、正しいコネクションが見えなかったからです。それでフィリポに聞くのは、この言葉が預言者自身とつながっているのか、又別の人につながれているかと聞きました。それで、フィリポは、この聖書の箇所がどのようにイエス・キリストにつながれているかと説明しました。

  • 「彼は、羊のように屠り場に引かれて行った。毛を刈る者の前で黙している小羊のように、口を開かない。8:33 卑しめられて、その裁きも行われなかった。だれが、その子孫について語れるだろう。彼の命は地上から取り去られるからだ。」

    イエス様はこの予言を成就(じょうじゅ)しました。イエス様が十字架の所に連れて来こられました。イエス様は自由に、喜んで、人を救う為に犠牲として死にました。フィリポはエチオピア人に、旧約聖書全体がどのようにイエス様と、繋がっているかを説明しました。イエス様についての福音、良い知らせを告げ知らせました。

    その時、エチオピア人に分かってきたのは、神様はご自身とつなげたいと望んでおられる事です。彼はイエス様に対する信仰があり、福音を信じて、イエス様と繋がりたいと思いました。

  • 8:36 道を進んで行くうちに、彼らは水のある所に来た。宦官は言った。「ここに水があります。洗礼を受けるのに、何か妨げがあるでしょうか。」8:37 *フィリポが、「真心から信じておられるなら、差し支えありません」と言うと、

    宦官は、「イエス・キリストは神の子であると信じます」と答えた。8:38 そして、車を止めさせた。フィリポと宦官は二人とも水の中に入って行き、フィリポは宦官に洗礼を授けた。8:39 彼らが水の中から上がると、主の霊がフィリポを連れ去った。宦官はもはやフィリポの姿を見なかったが、喜びにあふれて旅を続けた。

    喜びにあふれて旅を続けました。これこそはイエス様とつながれている人生です。古い言い伝えによりますと、この人がエチオピアに最初に福音を伝えた人であると、エチオピアの教会は説明します。喜びにあふれて旅を続けました。これこそはイエス様とつながれている人生です。私たちの人生も同様です。喜びに溢れて人生を続けましょう。

    アーメン。

    マイケル・ニアフッド、牧師
    沖縄ルーテル教会


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