最近、天文学者達はブラックホールの写真を発表しました。大きい黄色のドーナッツのようで、中心の穴は大きい黒い穴（ホール）のようです。「ホール｣と呼ばれますが、空っぽではありません。その中に吸い込まれたものすごく重いかたまりです。ホールの中の重力がものすごく強いので、何も、光さえも出られません。ですから完全に黒いです。

私達は科学者や天文学者ではなくても、「ブラックホール《を知ります。私達の人生の一部分を吸い込んで、返さないものがあります。私達の喜びや平和や愛を吸い込みます。私達の健康を吸い込んで、痛みを残します。忍耐を吸い込んで、私達は他の人と喧嘩します。私達の信仰を吸い込んで、淋しさと失望を残します。私達の命を捕らえて、私達が死んでいます。死は終わりで、まるで希望がないブラックホールのようです。

イエス様は十字架上で死にました。婦人達はイエス様の死とお墓に収める事の証人でした。イエス様が死んだ事を知って、そのブラックホールから出る方法がないと思いました。それは常識です。それで、婦人たちは準備しておいた香料を持って墓に行った。見ると、石が墓のわきに転がしてあり、中に入っても、主イエスの遺体が見当たらなかったのです。

そのため途方に暮れていると、天使達は彼えらにイエス様の約束を思い出させました。

「なぜ、生きておられる方を死者の中に捜すのか。あの方は、ここにはおられない。復活なさったのだ。まだガリラヤにおられたころ、お話しになったことを思い出しなさい。人の子は必ず、罪人の手に渡され、十字架につけられ、三日目に復活することになっている、と言われたではないか。《そこで、婦人たちはイエスの言葉を思い出した。

婦人達は弟子達に報告しましたが、たわごとのようでした。上常識です。死は死だからです。その夕方、イエス様は弟子達の所に表わして、彼らは信じるようになりました。

罪と死と失望と上信仰のブラックホールに勝つ事が出来るのは、「世の光｣であるイエス様だけです。そのブラックホールに勝つ為に、ご自分の十字架上の死によってイエス様はそのブラックホールに入りました。復活によって、その黒闇（ブラックホールであるので、暗闇より黒闇の言葉にしました。）を永遠の命のまぶしいほどの光にしました。永遠に湧き出す愛の源になりました。

ヨハネの福音書の二つの聖句を聞いてください。

ヨハネ1:9 その光は、まことの光で、世に来てすべての人を照らすのである。

ヨハネ8:12イエスは再び言われた。「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。《

一つのブラックホールを残す必要があります。それは、ご自分の上に私達の罪を取る十字架上のイエス様です。このようにして取られた罪が決して戻る事が出来ません。完全な赦しです。完全な救いと永遠の命です。新しい世界のようです。

創世記1：1-4初めに、神は天地を創造された。 地は混沌(こんとん)であって、闇(やみ)が深淵(しんえん)の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。 神は言われた。「光あれ。《こうして、光があった。 神は光を見て、良しとされた。神は光と闇を分け、 光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第一の日である。

創造は混沌に勝ちます。復活は死に勝ちます。赦しは罪に勝ちます。イエス・キリストによって、信仰と愛はすべてに勝ちます。

アーメン。

司：ハレルヤ！キリストは復活しました！ 衆：本当に主は復活しました！ハレルヤ！ 司：「新しい歌を主に向かって歌え。 衆：主は驚くべき御業を成し遂げられた。《 　 　　　（詩編９８：１）

マイケル・ニアフッド、牧師
沖縄ルーテル教会