トマスは言いました、「あの方の手に釘の跡を見、この指を釘跡に入れてみなければ、また、この手をそのわき腹に入れてみなければ、わたしは決して信じない。《

そしてイエス様は来られました。トマスはイエス様を見て、イエス様に触る事を認められました。それでトマスは信じました、「私の主、私の神よ《。

トマスはイエス様を見てその傷跡を見たので、イエス様を信じました。

イエス様はトマスを信じたので、トマスの傷を見て触りました。

何かを信じる事は何かを知る事と違います。信じる事があれば、行動を変えるからです。天気予報を信じるので傘を持って出かけます。私はあなたを信じますので、あなたの忠告に従います。何かの運動を信じますので、参加したり寄付をします。私は福音を信じますので、クリスチャンとして人生を送ります。誰かを信じますと、その人を支えます。

イエス様がトマスを信じた事とは、イエス様はトマスの心を知って、トマスが大切な人であると思いました。トマスを愛したので、イエス様はその鍵がかけた部屋に入られて、御自分をトマスに見せて下さいました。イエス様はトマスの傷を見ました：即ち、トマスのうたがいと恐れと頑固さを見ました。イエス様はその傷に触って癒しました。トマスは宣教師になって、東のインドまで、彼の信仰を述べ伝えました。

ヨハネ３：１６、「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。《この愛は、世の人々が大切であると思いました。信仰のように、この愛は活動的でした。神様はこの世の人々の傷を見ました。トマスを初め、すべての人々の疑いと恐れと頑固さを見ました。病気とけがと貧困と圧制と苦しみの傷を見ました。心の傷を見ました：即ち、憎しみ、失敗、寂しさ、上信仰。それで、神様はイエス様を送って下さいました。イエス様は御自分の上に私達の傷をとりました。私達の罪だけではなくて、その罪の結果、その死と災いも御自分の上に取りました。

それで、私達がイエス様の傷跡を見る時、彼の手とわき腹を見る時、私達は自分自身の傷を見る事が出来ます。自分の弱さと痛みとうたがいをイエス様の御手に見る事が出来ます。私達の為に十字架上で死んで下さった証拠です。彼の愛の証拠です。私達には価値がある、御自分にとって私達が大切である証拠です。イエス様が私達を信じると表します。それで、私達の人生には目的があると私達には分かります。イエス様は私達を支えます。それで私達の傷が癒されます。私達の罪が赦されます。トマスの信仰告白によって、私達は自分の人生を送ります、「私の主、私の神よ《。

イエス様の傷は全世界の為です。そして、私達の祈りによって、その全能の主の手の中に、多くの重荷を加えます。

祈りましょう。全能の神様、この世をあわれんで下さい。特に、新型コロナ・ウィルスの時です。直接的にも間接的にも多くの人が苦しんでいるので、哀れんでください。祈ります、癒しの薬やワクチンの為に、患者の世話をする人の力と守りの為に、死に掛けている人に慰めがあるように、愛する人の為に悲しんでいる人にも慰めがあるように、病気になっていない人の忍耐とまじめさの為に祈ります。主よ、この危険の時、聖霊を送って下さい。主よ、哀れんで下さい。アーメン。

マイケル・ニアフッド、牧師
沖縄ルーテル教会