説教のリスト
2017年6月4日 聖霊降臨日・ペンテコステ
聖霊はどのような様子でしょうか？ペンテコステの日には、強い風や炎のような形で来られました。イエス様が洗礼を受けた時、鳩のように降りて来られました。しかし、聖霊は「霊《であるので、もちろん、人間の目で見る事が出来ません。
三位一体のほかのメンバー、父と子の様子はどうでしょうか。父なる神様を描くのは、年を取っているおじいさんで、白い髪の毛、長い白いひげ、白い衣を身につけます。とっても力のある、とっても賢い、同時にとってもやさしい様子です。しかし、旧約聖書の中で神様と会う時には、声として現されます。創世記1：3で、創造主の声で「光あれ《と言われます。創世記３：９で、心配と愛を持ってアダムに呼びかける声、「アダム、どこにいるか《と。その後は、罪に対する呪いの声です。創世記６：１４で、ノアが箱舟を建てる裁きと救いの声です。そして、出エジプト３章で、ご自分民を奴隷状態から救い出すときの、開放の声です。そして、預言者達がよく言いました、「主はこう言われる《と。又、新約聖書には、父なる神様の声が話します、イエス様が洗礼を受けた時です、マタイ3:17、『そのとき、「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者《と言う声が、天から聞こえた。』
イエス・キリストの様子はどうでしょうか。まず、ベツレヘムの赤ちゃんとして現れました。山上の説教の先生でした。十字架上の神の犠牲の子羊でした。復活された勝利者でした。イエス様の顔はどのようだったか、私達には分かりません。しかし、イエス様が何を言われたか分かります。福音書に書かれているからです。神の国について話しました。罪の赦しについて話しました。永遠の命と救いについて話しました。福音の言葉は、イエス様のイメージの中心に、どんなに大切であるかを現すのは、ヨハネによる福音書はこのように始めます：イエス様の事を意味して、ヨハネ１：１、「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。《又、ヨハネ１：１４、「言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。《
写真や油絵よりも、神様のイメージは彼が言われた事、約束した事、なさった事やこれからもなさる事です。聖霊は同じです。霊とは風のようです。見る事が出来ないし、手に持つ事も出来ません。しかし、その力を感じる事が出来、何をする事が見る事が出来ます。聖霊は同じです。
先に言いましたが、神様の声とイエス様のメッセージは、神様がどのものであるかを教えます。それは、聖書に記録されています、そして、聖書は聖霊によって書かれてあります。第２ペテロ1:21、「預言は、決して人間の意志に基づいて語られたのではなく、人々が聖霊に導かれて神からの言葉を語ったものだからです。《第２テモテ3:16-17、「聖書はすべて神の霊の導きの下に書かれ、人を教え、戒め、誤りを正し、義に導く訓練をするうえに有益です。17 こうして、神に仕える人は、どのような善い業をも行うことができるように、十分に整えられるのです。《ですから、私達が聖書を読んだり、朗読を聞いたりする時、その瞬間に、聖霊は私達に話しています。話すのは、信仰を創造するために、又、私達の信仰を強くするためです。[参考：小教理問答書、使徒信条III。]
聖霊の働きとは、私達を聖なるものにする事です。福音が話されて、信仰によって聞かれている時に、そのようになります。即ち、その意味とは、聖霊は私達の中に、私達を通して働いている事です。福音の良い知らせとは、キリストの十字架上の死によって、私達の罪が赦されている事です。そのメッセージが話されている時、罪が赦されています。それは教会のミッションです。私達の仕事、私達皆の仕事とは、罪を赦す事です。その働きをする為に、キリストは聖霊を私達にも、地上のすべての教会にくださいました。聖霊の完全な力がペンテコステに与えましたが、復活の日の夕方、イエス様はもう既にそのミッションを弟子たちに与えました。ヨハネ２０：２１＊２３、「イエスは重ねて言われた。「あなたがたに平和があるように。父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。《22 そう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。23 だれの罪でも、あなたがたが赦せば、その罪は赦される。だれの罪でも、あなたがたが赦さなければ、赦されないまま残る。《《
聖霊はどのような様子でしょうか？あなたのようです、私のようです、今日堅信式を受ける青年たちのようです。私達は聖なる福音の証人です。私達は聖なる聖霊の証人です。
アーメン。
マイケル・ニアフッド、牧師
沖縄ルーテル教会