説教のリスト
２０１５年６月７日
皆さんがアダムとエバの聖書の物語を知るでしょう。分かり易いのは、私達皆ひとりひとりがアダムやエバになるからです。
教会学校の時、私が思ったのは、もしアダムとエバがそのりんごを食べなければ、この世は素晴らしい平和なところだったでしょう；罪がないし、問題がないし、死がないし、病気もありません。それで世のすべての問題、特に自分個人の問題と罪と反抗などを全部アダムとエバのせいにしました。そして、いつか、分かってきたのは、もしアダムとエバがそのりんごを食べなければ、私こそ、それを食べたでしょう。私はそれを食べて、世のすべての問題を起こして、世の罪が始まるでしょう。大きな責任でしょう。ですから、私達はアダムとエバにすべての責任を負わせる事が出来ません。何故ならば、私達皆が自分の時代で、自分の方法で、彼らの罪を繰り返しています。私達はそのりんごを食べて、又ピーチを食べて、又別の自分の最初の罪を犯すので、神様の呪いが私達の上にも来ます。
しかし、私達がアダムとエバのせいにしたのは、彼らがそのような同じ事をしたからです。自分で責任を取らないで、他の人に責任を負わせようと思いました。アダムは言いました、私のせいではない、「あなたが私と共にいるようにしてくださった女が、木から取って与えたので、食べました。」エバも言いました、私のせいではない、「蛇がだましたので、食べてしまいました。」
子供達は、若い時から他の人に責任を負わせる事をならいます。「僕じゃないよ、弟がそれをこわした。」「妹が喧嘩を始めた」と。生徒が言います、「成績が悪いのは、僕ではなくて、学校が悪い、先生が悪い」と言います。大人も自分の誤り、自分の無礼の責任を認めません。天気が悪い、政府が悪い、ボスが悪い、他の人の仕事が下手、賃金が少ないなどと言います。僕は病気です、ハンンディキャップがあり、中毒になったからですと言います。悪魔のせいだ。誘惑は強過ぎた。仕返しは当然、その人をけっとばさなければなりませんでした。僕はただ人間だ。結局、責任を負うところとは、神様です。神様が私をこのように創造したからです。僕が人間のする事をするので、どうして神様が私を罰するでしょうか。
罪の幾つかの種類があるでしょう。何が正しいかと分かっても悪い事を選ぶ、計画的な罪があります。人に怒る時、自制心がなくなる時の、事故のような罪もあります。何が悪いかを全然知らない時の無知の罪があります。又、教会の用語ですが、原罪があります：それは、神様から離れている源の罪深い状態です。この最後は一番悪いので、先ずそれを片付けなければなりません。
「アダムとエバが、主なる神の顔を避けて、園の木の間に隠れ」ましたと同じように、罪人は神様から身を隠します。恥の為や怒りの為に、また神様の罰を恐れるので、人は神様から逃げようと思います。ある人は、神様の存在を全然知らないほど隠れています。神様から離れて、罪の状態の中にいます。それで、人間にとっては、神様を見つける事が不可能になったので、神様が来られて人を探す事が必要でした。それが聖書の記録です。先ず、神様はエデンの園で、アダムとエバを探しました。「アダム、どこにいるのか」と呼ばれました。又、神様が探して見つけたのは、アブラハムを初め、ヤコブ、モーセ、ダビデと預言者です。最後に御自分の独り子、イエス･キリストを送りました。御自分の働きについて、イエス様はこのように言われました、「人の子は、失われたものを捜して救うために来たのである」と（ルカ19:10）。イエス様は私達を見つけました。そして、十字架上で高く上げられて、私達は簡単に彼を見つける事が出来ます。言われました、「悔い改めて、福音を信じなさい」と。悔い改める時、私達は自分の罪を弁解しないで、他の人のせいにしません。福音を信じる時、私達を赦して、御自分の所に私達を受け入れてくださるイエス様を信頼します。
今日、私達はミサ姉とチユキ姉と共にお祝いします。イエス様が彼らを見つけた事をお祝いします。聖霊は神様の愛と恵みを現して下さいました。彼女達は、もう林の中に自分を隠さないで、救い主イエス様と共に歩みます。
アーメン。
マイケル・ニアフッド、牧師
沖縄ルーテル教会