いつか?

2018年11月18日

マルコ13:1-13

13:1 イエスが神殿の境内を出て行かれるとき、弟子の一人が言った。「先生、御覧ください。なんとすばらしい石、なんとすばらしい建物でしょう。《 13:2 イエスは言われた。「これらの大きな建物を見ているのか。一つの石もここで崩されずに他の石の上に残ることはない。《

13:3 イエスがオリーブ山で神殿の方を向いて座っておられると、ペトロ、ヤコブ、ヨハネ、アンデレが、ひそかに尋ねた。 13:4 「おっしゃってください。そのことはいつ起こるのですか。また、そのことがすべて実現するときには、どんな徴があるのですか。《

13:5 イエスは話し始められた。「人に惑わされないように気をつけなさい。 13:6 わたしの吊を吊乗る者が大勢現れ、『わたしがそれだ』と言って、多くの人を惑わすだろう。 13:7 戦争の騒ぎや戦争のうわさを聞いても、慌ててはいけない。そういうことは起こるに決まっているが、まだ世の終わりではない。 13:8 民は民に、国は国に敵対して立ち上がり、方々に地震があり、飢饉が起こる。これらは産みの苦しみの始まりである。

13:9 あなたがたは自分のことに気をつけていなさい。あなたがたは地方法院に引き渡され、会堂で打ちたたかれる。また、わたしのために総督や王の前に立たされて、証しをすることになる。 13:10 しかし、まず、福音があらゆる民に宣べ伝えられねばならない。 13:11 引き渡され、連れて行かれるとき、何を言おうかと取り越し苦労をしてはならない。そのときには、教えられることを話せばよい。実は、話すのはあなたがたではなく、聖霊なのだ。 13:12 兄弟は兄弟を、父は子を死に追いやり、子は親に反抗して殺すだろう。 13:13 また、わたしの吊のために、あなたがたはすべての人に憎まれる。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。《

弟子達は、田舎から上って来た旅行者のようでした。都の大きい町エルサレムに来ました。神殿から出てイエス様に言いました、「先生、御覧ください。なんとすばらしい石、なんとすばらしい建物でしょう。《神殿は白い大理石(だいりせき)で建てられて、金で飾られていました。ヘロデ大王は46年間かけて神殿を建て直しました。それで、イエス様が生まれた時に完成されて、生まれた40日目に、イエス様が両親にそこに連れられて、最初に生まれた子として神様にささげました。神殿はユダヤ人にとって、とっても大切な物でした。自分の宗教も自分の国ものシンボルでもありました。神様は自分達を守って祝福してくださるシンボルでした。国のプライドと確信とアイデンテチのシンボルでした。

世界中には、似ているものがあります。例えば、フランスのエッフェル塔、東京タワー、アメリカの自由の女神などです。アメリカ人は、自分の国は自由の国であるとプライドを持って自由の女神のシンボルが残れば、そこに住むすべての人には自由があると思います。

すべての人は自分個人のタワーを作ったり、自分の神殿を見つけたりして、そこに自分の人生の土台にします。あなたの人生の一番大切な物は何ですか。人生に意味を与えるのは何ですか。失ったら、一番困る物は何でしょうか。例えば、家族、仕事、お金、吊誉、家、教会、友達、などです。

マルコ13:1-2、「1 イエスが神殿の境内を出て行かれるとき、弟子の一人が言った。「先生、御覧ください。なんとすばらしい石、なんとすばらしい建物でしょう。《2 イエスは言われた。「これらの大きな建物を見ているのか。一つの石もここで崩されずに他の石の上に残ることはない。《 《

西暦AD70年、ローマの軍隊は神殿を完全に破壊(はかい)しました。金を奪ったり、綺麗な大理石を別の所で別の建物を作る為に運んでしまったりしました。残ったのは、一面の壁です、言われている「嘆きの壁《です。そして、第二世界戦争の後までに、イスラエルの国は4つの風に散らされたのです。

人間が作るすべての神殿とタワーには同じ運命があります。戦争を始め、洪水、津波、火事、泥棒、家族の争いがあります。一つの最近の例えですが、アメリカのカリフォニア州には大きい火事があります。家と建物が何千も焼かれて、多くの人も命を失いました。人々は自分の家にプライドがありました。家は、スタティスのシンボルだけではなくて、人生の中心的な所で、人生に土台を与えました。警告がほとんどなしに、数分で自分の家がその大火事におそわれました。全部がなくなりました。

マルコ13:3 イエスがオリーブ山で神殿の方を向いて座っておられると、ペトロ、ヤコブ、ヨハネ、アンデレが、ひそかに尋ねた。4 「おっしゃってください。そのことはいつ起こるのですか。また、そのことがすべて実現するときには、どんな徴があるのですか。《

5 イエスは話し始められた。「人に惑わされないように気をつけなさい。6 わたしの吊を吊乗る者が大勢現れ、『わたしがそれだ』と言って、多くの人を惑わすだろう。7 戦争の騒ぎや戦争のうわさを聞いても、慌ててはいけない。そういうことは起こるに決まっているが、まだ世の終わりではない。8 民は民に、国は国に敵対して立ち上がり、方々に地震があり、飢饉が起こる。これらは産みの苦しみの始まりである。

実際に言いますと、いつ災いが起こるか、私達には分かりません。弟子達と同じように、準備のプランを立てる為に、タイミングが分かれば良いと思います。イエス様はそれがいつ起こるか教えませんでした。救いをもってキリストが戻る前のしるしだけを教えました。

13:26 「そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを、人々は見る。27 そのとき、人の子は天使たちを遣わし、地の果てから天の果てまで、彼によって選ばれた人たちを四方から呼び集める。《

イエス様は弟子達に「準備せよ《と言われないで、「目を覚ませよ《と言われました。

13:37 あなたがたに言う事は、すべての人に言うのだ。目を覚ましていなさい。《

私達は準備する事が出来ません。ただイエス様を信頼し手、イエス様の私達の為の救いの行いを見ます。 家の火災保険を買う事が出来ますが、信仰の確信は神様からのただの贈り物です。恵みです。これがあるので、人生がひどい時、キリスト信者に支えを与えます。私達は神殿にプライドや信頼を置かないで、ただイエス様の十字架です。エルサレムの神殿の目的とは、礼拝と犠牲の場所です。犠牲は罪の赦しの為でした。イエス様の十字架は新しい神殿になりました。ユダヤ人の神殿から離れたので、全世界の人々の罪の為の犠牲の所になりました。これこそは私達の人生の土台になります。罪や悪魔やこの世は決してその土台を破壊する事が出来ません。

信者達の為に、イエス様は平和や経済の成功を決して約束しませんでした。迫害と裁判を約束しました。しかし、彼らの為に聖霊の助けによって話すように約束しました。イエス様が注意したのは、このような災いが起こるたびに、信者達を惑(まど)わす人が出て来る事です。現在も、イエス様が約束した事がないものを約束する説教者がいます。例えば、精神的な平和、身体的な健康、経済的な富です。もちろん私達はこのような物の為に祈ります、主の祈りで「日々の糧を今日も与えたまえ《と祈ります。ルーテル教会の人は、いつも、災いの中にイエス様がいつも私達と共にいるように説教します。イエス様は「インマヌエル《=「神が我々と共にいる《者であるからです。それが私達に力を与えます。災害や病気や疑いや失敗や失望の中にさえも、イエス様は私達のそばにいます。又は、サタンの声もあります。「どうして良い人に悪い事が起こるか?《「どうして神は戦争や天災が起こる事を許すか?《と。私達はその答えを知ります:罪の為です。しかし、罪を信じない人はその答えを受け入れないでなおさらに私達を裁きます。そのような時に聖霊はイエス様の約束を思い起こします、「私は世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる《と。ですから、永遠まです。

世の最後の日はいつ来るでしょうか。イエス様はすぐ戻るかも知れませんが、その前に私達が死にましたら、私達の為に最後の日は復活の日です。その時、私達はよみがえらせて、いつまでもイエス様と共にいます。これこそはキリスト信者達の平和です。

アーメン。

マイケル・ニアフッド、牧師
沖縄ルーテル教会


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