(2023.1) 
           
           
           
          
            
              
                  私は、高校を卒業して、すぐに神学部に進み牧師になりました。順調なようですが、高校時代は、それなりに道に迷っていたのです。将来の進路を思う時、何でもできるような、できないような気がしていました。これからの長い人生をかけて悔いのない仕事は何か、いろんなことが頭をよぎりました。 
           
           一週間に一度心を落ち着かせる場所、神様と出会う場所である教会が、思い煩う私を、将来に向ける確かな思いへと導き助けてくれました。教会での、個性あふれる人たちとの出会いは、自分自身を発見する機会になりました。私達は、神様と出会い、人々と出会うことで豊かな歩みができるのですね。 
           
           ここは、仙台「五橋」教会。「五橋」という地名は、昔、五つの橋がかけられていたことに由来します。今、教会のある場所には、1本の川に2本の水路が交わり、五つの橋をかけて人々が往来していたのです。優しい風がそよぎ、川には魚が泳ぎ、暖かい日差しが水面を照らしていたことでしょう。自然の豊かな、のどかな風景があったことでしょう。橋のたもとでは、道行く人たちもそっと立ち止まり、足を休めて、来た道を振り返り、行く道を見つめたのではないでしょうか。 
           
           五橋教会が、皆様の人生の歩みの休息の場、新しい歩みへと励ましを受ける場となったなら、とても嬉しいです。 
           
          (イエス様の言葉) 
          「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。・・・・・わたしの軛(くびき)を負い、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる。」 
          マタイ福音書11章28―29節 | 
               
            
           
           
           
            
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