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イエスはサマリアのシカルという町に行き、 井戸の水を汲みに来た一人の女性と言葉を交わし、救いへと導 いた 。 今日は、イエスが言われた言葉、「水を飲ませてください」（
7 節）、「わたしが与える水は・・・永遠の命に至る水」（ 17 節）という言葉に注目する。
イエスは旅につかれて「水を飲ませてください」と呼びかけた。すると、 ユダヤ人はサマリア人を見下しているので、 その女性は どうして私に頼むのかと問い返す。
イエスは、差別や偏見を超えてでも、すべての人にとって良いもの （神からの賜物） がある 、私は命に至る水、永遠の命に導く水を与えることができると言われる。
その女性は、「その水をください」（ 15 節）と 言う が、イエスが救い主だとは
まだ 気が付いていない。 目に見える水、井戸からくみ上げる水のことだと思っている。この後、イエスと女性の言葉のやり取りは続き、 女性はイエスのことを予言者（神から遣わされた人）だ、そして救い主だと
だんだん 気づいていく。
イエスは十字架の上で「乾く」と言われた （ヨハネ福音書 19 28 。 １９章には、 詩編２２編１５節に 苦しめられた人がひどい渇きに苦しんでいる様子が書かれて
おり、イエスが渇いているのは、この言葉の成就だと している 。 イエスが十字架上で、苦しみを苦しみ抜いたことを表している。 イエスは十字架の上で、そして今日の４章で、「乾く」と私たちに呼びかけている。
マザー・テレサは、 「 わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、
わたしにしてくれたことなのである。 」という マタイ２５章 ４０節 の イエスの 言葉に 基づいて 、苦しむ人 を助けることはもう一人のキリストを助けることだと言って道に倒れている人を看取ることに励んだ
。 人を助けることは、命に至る水へ招かれることだ。 イエスは、弱くなり、へりくだり、「水をくださ い 」と言われる。 あなたの愛は、どうなっていますかと呼びかけている。
「 水を飲ませてください 」 と 言う 人は、私たち に 命に至る水を与えてくださるのだ。
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