日本キリスト教団

 
 
2024.05.19
説教ダイジェスト
礼拝説教要約
『神に励まされて』
使徒言行録2章1-4節、
ガラテヤの信徒への手紙5章
19-26節

 イエスを裏切った弟子たちは、よみがえったイエスに出会い、赦されている ことを知った。聖霊を注がれて、神の愛を力として、福音伝道のために、教会 の形成のために働く人々になった。

 天国と地獄という話がある。どちらも同じ条件で宴会がなされたが、どの人 も皆腕を骨折して副木をつけていた。地獄では大変。副木が邪魔になり、ス分 とフォークを使って食事ができない。たまりかねて宴会はおしまい。皆、お腹 をすかしたままだった。しかし、天国では、お互いに目の前の人の口に食べ物 を差し出し合っていた。皆が満腹し、皆が幸せだった。自分のことばかりでな く、目の前の人のことを考えるなら、みんなで助け合い、みんな幸せなのです。

  信仰者の群れ、教会は、神の前で罪人の集まり。皆、欠けのある者、けがを して副木をつけているようなもの。しかし、神に愛され赦され、互いのことを 思い合い、共にいることができる。神に愛されている罪人たちが、神の愛を信 じ、赦しを信じて集まっているのが教会。いつもいつもどんな時も誰にも批判 されない完璧な者だというのではなく、神の前ではだれもが罪人、欠けのある 者と心得て、それだから他者を思う心を与えられる。つまり、イエス様の教え てくださったように、神を尊び人を愛する、この心を持つこと。そのために、 神様は聖霊を注いでくださっている。

 弟子たちがペンテコステの日に聖霊を注がれた。イエスの赦しを知り、赦さ れたことをさらに固く信じることができるようにされた。聖霊よ、この私にも 下ってください、働いてくださいと祈ろう。罪人が神に励まされて神のみ心を 現わし、互いに愛し合う。そのような教会を作っていこう。ペンテコステは教 会の誕生日。

  パウロはガラテヤ書5章で、聖霊の実り、聖霊が私たちにもたらしてくださ るのは、人に対する優しい心。自分を律し人を愛する心。隣人を愛し、自分も 周囲の人も幸せになる心です。

 愛隣こども園
宮城県仙台市青葉区五橋1-6-15
〒980-0022 ℡:022-222-3242