説教の要約:2013年1月
 
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第一主日礼拝:2013年1月1日
 
説教者 加藤信治師
 
今週の聖句
「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって、神があなたがたに求めておられることである。」(1テサロニケ5:16-18)
 
題「祈りによって拓かれる」(Tテサロニケ5:12-18)
 喜びと感謝は信仰による。現実に起こることを感情で捉える時、喜べない、感謝できないことは多い。しかし、イエス・キリストが成して下さった出来事に目を注ぎ、自分が神の子とされている出来事に目を注ぐ時、新しい価値観が与えられ、喜び感謝する者へと変えられる。祈りはそれを引き出してくれる。
 主イエスは「求めなさい、そうすれば与えられる」と教えて下さった(マタイ7:7)。その通りだろう。しかし、何でも自分の願い通りには行かない。(神は私たちの召使いではない。)
 主イエスは、祈りを教えて下さった。
1)主の祈りを教えて下さった。それは天の私たちの父に祈る祈りである。パウロは、「あなたがたは再び恐れをいだかせる奴隷の霊を受けたのではなく、子たる身分を授ける霊を受けたのである。その霊によって、わたしたちは『アバ、父よ』と呼ぶのである。」(ローマ8:15)と教えた。主イエスは、ゲツセマネで、「アバ、父よ」と祈られた。
2)イエスの御名によって祈ること(ヨハネ14:13,15:16)によって何でも与えられると約束して下さった。さらに、「15:7 あなたがたがわたしにつながっており、わたしの言葉があなたがたにとどまっているならば、なんでも望むものを求めるがよい。そうすれば、与えられるであろう。」(ヨハネ15:7)
3)祈り求めることは必ず成ると心に疑わないで信じるなら、その通りに成る(マルコ11:23)。「 3:21 愛する者たちよ。もし心に責められるようなことがなければ、わたしたちは神に対して確信を持つことができる。 3:22 そして、願い求めるものは、なんでもいただけるのである。それは、わたしたちが神の戒めを守り、みこころにかなうことを、行っているからである。」(1ヨハネ3:21,22)
 
 
 
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第一主日聖餐式礼拝:2013年1月6日
 
説教者 加藤信治師
 
今週の聖句
「わたしは、新しいいましめをあなたがたに与える、互に愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互に愛し合いなさい。」
 (ヨハネ13:34)
 
題「愛の関係による共同体への招き」(ヨハネ13:34,35)
1)最初の教会は愛し合う関係を持つ共同体として造られました。愛し合う関係を生活の中で持つことが大事です。御国を目指す関係を持つ共同体。神が支配しておられるから、御言葉に聴き従う関係を大切にする共同体。
2)主イエスは新しい戒めを与えました。互いに愛し合うこと。愛し合う関係を築く、愛し合う共同体を造ろうとされました。主イエスご自身が弟子たちをずっと愛してこられ、そして最後まで愛し通されました(13:1)。
2)最後の晩餐、弟子たちは主イエスの血と肉を記念する食卓に与りました。その後、主イエスは弟子たちの足を洗われました。ユダやペテロの足も。そして互いに足を洗い合うように命じました。その上で、互いに愛し合うように命じました。この共同体は黄泉に打ち勝つ共同体です。
3)天地創造の前から神ご自身が三位一体の神の共同体でした。神のかたちに似せてアダムが造られ、共に生きるようにエバが造られました。神との親密な交わりがありましたが、人が罪を犯し、エデンの園から追われ、また、カインがアベルを殺して、最初の家庭が崩壊しました。神は人が神や人と共に生きるように計画されましたが、サタンはその交わりを壊そうと働いてきます。
4)神は、御子イエス・キリストによってその壊れた関係を回復しようと計画されました。イエス・キリストによって弟子たちや人々を贖い、御国を受け継ぐようにイエスを信じる群れに導かれました。また一方でサタンの力がこれを壊し、散らそうと働いてきます。
5)キリストは、十字架による死と甦りによって罪を贖い、イエスの復活の命に与る者として下さいます。約束の聖霊によって生まれた共同体(使徒行伝2:42-47)は、聖霊に導かれる愛の共同体です。主イエスが聖霊をもってその中に働かれ、御業を行われる共同体です。
 
 
 
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第二主日礼拝:2013年1月13日
 
説教者 加藤信治師
 
今週の聖句
「キリストを基として、全身はすべての節々の助けにより、しっかりと組み合わされ結び合わされ、それぞれの部分は分に応じて働き、からだを成長させ、愛のうちに育てられていくのである。」(エペソ4:16)
 
題「主の働きに参加しよう」(エペソ4:11-16、5:22-6:9)
 キリストは、イエスを主と告白する信仰告白の上にわたしの教会を建てると言われた。教会は何をするように召されているのだろうか。私たちはキリストが求めておられることを行っているだろうか。
 良い実を結ぶためには実よりも根が大事である。良き実を結ぶための教会の本質は何か。
1)関係、2)参加、3)能力賦与、4)イエス中心、5)伝道・増殖、6)ネットワーク、7)適応可能な構造。
1)関係。愛の関係。教会はイエスを主と告白する人、召された人の群れである。人が大事である。神が三位一体であられたように、人も共同体に生きるように計画された。サタンはそれを壊そうとする。キリストはそれを回復するために来られた。神が愛し合う関係を持っておられたように、私たちにも愛し合う関係、共同体を造るように求めておられる。主イエスは弟子たちとその共同体を造り、愛を実践して見せ、訓練し、弟子を遣わされた。愛し通して見せて下さった。模範を示された。関係を作り、その関係に参加することを教えて下さった。
2)参加。参加は主の働きに参加すること。神の御心に、神が私たちに願っておられる生き方、生活、人生、命への参加であり、神の御心を行うことである。それは日々の生活の中で愛し合う関係を持つことである。神の御心、神が願っておられることとは何であろうか。エペソ書は教会について書かれている書簡である。そこに神が求めておられる日常生活として記されているのは、教会堂に行って賛美や祈りや集会に熱心に時間を使うことにあるのではなく、夫婦関係、家族関係、仕事関係において、愛し合う関係を築くことについてである。そういう生活へと人々を整え、遣わすことが教会のリーダーに求められている。
 
 
 
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第三主日礼拝:2013年1月20日
 
説教者 加藤育代師
 
今週の聖句
わたしが与える水を飲む者は、いつまでも、かわくことがないばかりか、わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、永遠の命に至る水が、わきあがるであろう」。(ヨハネ4:16)
 
題「心を潤す水」(ヨハネ4:3-18)
人生において、イエス様との出会いは、大きな変革をもたらす。このサマリヤの女性は誰とも交流がなく、孤独だった。
T、主は私たちの渇きを知られる。
@愛の渇き
 私たちは、自分が理解してもらえた、受け入れられていると思う時に愛されていると感じる。彼女は今までに真実の愛に出会ったことがなかった。主は、女性に声を掛けられ対話をされた。彼女は次第に誰にも言えなかった魂の重荷を主に打ち明けることができたのではないだろうか。批判ではなく、自分を本当に理解してくれる主に出会えたのだ。
 神が私たちを愛して下さる愛は本物であり、真実。その愛の証明として、私たちにそのひとり子を与えてくださった。(ヨハネ3;16)その目的は、私たちが永遠の命を得るためである。そして、神と共に歩むより豊かな高い人生へと導いていて下さるためだ。今も主は私たちの渇きを知って、愛の心を掛けていて下さる。主に心を開いて、主の語りかけを聞こう。
A霊の渇き               
 私たちの心には神様でしか満足できない空洞がある。様々なもので心が満足したとしても、それは一時的であり、次なるものを求め続ける。この空洞が神で満たされない限り、虚しさは消えない。
U、心底潤す、聖霊の泉
 主は、渇く私たちの心に、無条件で生ける水を与えて下さる。すなわち聖霊である。これこそが人を内面から造り変え、生かし、潤す。私たちは、主から頂いた聖霊を悲しませてはいけない。
生ける水は、いつも私たちを潤し、満たして下さる。
英国のすぐれた説教者であり、文書伝道者でもあり、神学校、孤児院、養老施設などの設立で活躍したスポルジョンは聖霊を悲しませることとして8箇条をあげている。
 1,すべて肉ににつく汚れた言葉と行為。
 2,すべてのつぶやき、いきどおり、怒り、
   騒ぎ、そしり、悪意
 3,世俗を愛すること
 4,不信仰な事
 5,恩を忘れること
 6,高慢なこと
 7,祈りを怠ること
 8,その他、何でも罪と知っていて行うこと
 
 
 
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第四主日礼拝:2013年1月27日
 
説教者 加藤信治師
 
今週の聖句
あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らにバプテスマを施し、あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。」(マタイ28:19,20)
 
今週の聖句
「弟子としなさい」(マタイ28:19,20、使徒2:42-47)
1)キリストが教会の頭である。頭に聴き従わなければならない。
2)キリストの命令は弟子とすること。主動詞は、弟子としなさい。それに3つの分詞、行く、洗礼を授ける、彼らを従うように教える、が掛かっている。だから、教会の最も重要な仕事は弟子作りである。
3)大事なことは守るように教えることであり、教えることではない。
 
 
 
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