説教の要約:2014年10月
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第一主日聖餐式礼拝:2014年10月5日
説教者 加藤信治師
今週の聖句
「あなたは、生きているというのは名だけで、実は死んでいる。・・・・あなたが、どのようにして受けたか、また聞いたかを思い起して、それを守りとおし、かつ悔い改めなさい。・・・・勝利を得る者は、このように白い衣を着せられるのである。」(ヨハネ黙3:1、3、5)
題「目を覚まして贖いの命に生き続ける」(ヨハネ黙示録3:1-6)
1)サルデスは交通の要衝。行政の中心地。毛織物、金細工などが発達。都市の繁栄の反面、柔弱で退廃した気風がみなぎっていた。激しい迫害やはなかったが、無気力な信仰で沈滞した教会であった。
2)天上で仕えるキリストは、御使いを通し、聖霊(の賜物)を通して、教会を強め命を与えて下さる方である。
3)「名だけ、実は死んでいる、死にかけている」:信仰者としての命を失っている。厳しい迫害や偶像崇拝、異端の教えにかき回されたというわけではない。しかし信仰が居眠りしてしまった。目を覚ましなさい。どのようにして受け、聞いたか思い出し、守り通し、悔い改めよと言われる。でなければ裁きが突然に盗人のようにやってくる。
4)「サルデスにはその衣を汚さない人が、数人いる。彼らは白い衣を着て、わたしと共に歩みを続けるであろう。」:白い衣は24人の長老が身にまとっている衣(4:4)、また、御座と小羊の前に立つあらゆる国々から来た群衆(7:9)が身にまとっている衣であり、これは大きな患難を通って来た人々で、その衣を小羊の血によって洗い白くした(7:13)。小羊の贖いによる赦し、潔めの信仰に堅く立ちたい。
5)アダムとエバは食べたら死ぬと言われた木の実を食べ、裸であることを知り、いちじくの葉で身を覆った。神は、代わりに動物の皮衣で覆って下さった。動物の血が流されて、2人の罪が贖われ覆われた。私たちも自分の財産、学問、血筋、あらゆる身を覆う自分を義とする衣を捨てて、キリストの血によって洗い白くして頂かなければならない。
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第二主日特別礼拝:2014年10月12日
説教者 加藤信治師
今週の聖句
「見よ、わたしは、あなたの前に、だれも閉じることのできない門を開いておいた。なぜなら、あなたには少ししか力がなかったにもかかわらず、わたしの言葉を守り、わたしの名を否まなかった からである。」 (ヨハネ黙示録3:8)
題「天の門を開いて下さる方」(ヨハネ黙3:7-13)
1)「聖なる者」:道徳的完全さの意味ではなく、被造物と明確に区別され、超越している神を示す言葉。「真実な者」:単なる純真さではなく、アーメンに対応する言葉であり、神がご自身の言葉を成就されることを意味する。欺いたり偽ったりされない、語られたことを必ず実現される。「ダビデの鍵を持つ者」:ダビデの町、すなわち、天にあるエルサレムの門であろう。開閉の権威を持つ。キリストのみが私たちを神の国に入れることもでき、また拒むこともできる。絶対的権威を持っておられる。
2)「わたしは、あなたの前に、だれも閉じることのできない門を開いておいた」:1)教会を、信仰者を御国に迎える約束の言葉。2)伝道の門。(1コリント16:8,9、2コリント2:12,13、コロサイ4:3)、人々を御国に導き入れる働きの門が開かれる約束。
天の門が開かれた理由:少ししか力がなかったが、@私の言葉を守った、A私の名を否まなかった。
@とは:主イエスの教え。山上説教(マタイ5-7章)、新しいいましめ(ヨハネ13:34,35)。弟子化命令(マタイ28:19,20)、他の教え。 Aとは:イエスを主と告白する。イエス・キリストの御名によって生きる。(恥じる者には:マルコ8:38)
3)「忍耐についてのわたしの言葉をあなたが守ったから・・・・・試錬の時に、あなたを防ぎ守ろう(10)」:御言葉を守って実を結ばせるのに忍耐がいる。(ルカ8:15) 主イエスの御言葉を守り従う者に試練や迫害があるが、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。(マタイ10:22,24:13他)
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第三主日礼拝:2014年10月19日
説教者 加藤育代師
今週の聖句
「教会はキリストのからだであり、いっさいのものをいっさいのも のによって満たす方の満ちておられるところです。」 (エペソ1:23:)
題「主の栄光に満たされた教会」(T列王記8:22〜53、エペソ1:23)
旧約時代、父ダビデの意志を引き継いでソロモンが神殿建築を成し遂げた。建築物は絢爛豪華であったが、
1、宮を宮たらしめるもの は、
@神のことば(契約の箱が据えられる)
契約の箱は、至聖所(聖所の奥、本殿)に運び入れられた。それを運んだ祭司たちが聖所から出てきた時、「雲が主の宮に満ちた」(10)。このことから、神殿がもはや単なる建造物ではなく、神がご臨在くださる場とされたのことを意味する。
A「わたしの名を置く」の約束(1列王8:29)
その神の「名を置く」とは、神がみこころによってご自身の臨在をそこに置かれるということ。主があえてそこに臨在して下さるから、神の宮なのである。
2、神の御名が置かれている教会
今日、御名が置かれているのは教会であり、クリスチャンひとりひとりである。
「あなたがたは神の神殿であり、神の御霊があなたがたに宿っている」(1コリント3:16)
@教会はキリストの体であり、かしらはキリスト
(コロサイ1:18)私たちはキリストに喜んで仕えるよう選ばれた。(エペソ1:4)私たちは、救われたと同時に、宇宙に満ちるキリストのからだなる教会のうちに召し集められ、キリストとの交わりが与えられると同時に、キリストと交わりをもっている者同士、クリスチャンの交わりが始まって行く、それが地上の教会。私たちは、かしらであるイエス様がこのただ中においでになるのを忘れてはならない。
私たちがキリストをかしらとする時、教会は神の恵みに満たされて、迫害や困難の中でも立ち続ける。
Aキリストの豊かさ
主は「すべてのものを、すべてのもののうちに満たしている方」 教会は目に見えるところは、小さく無力であるが、主の体である。主の愛はここに注がれ、そのいのちが脈打っている。私たちは気ままに生きるのではなく、そのために御子の血が代価として払われていることを覚え、代価にふさわしい教会となるよう努めねばならない。そして、私たちはどんなに困難があっても、キリストにある無限の豊かさを見失ってはならない。この豊かさが、私たちの力である。心を合わせて祈り、み言葉に従うことによって、この豊かさに与ることができる。
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第四主日礼拝:2014年10月26日
説教者 加藤信治師
今週の聖句
「それゆえ、さまざまの災害が、死と悲しみとききんとが、一日のうちに彼女を襲い、そして、彼女は火で焼かれてしまう。彼女をさばく主なる神は、力強いかたなのである。」 (ヨハネ黙示録18:8)
題「大淫婦(バビロン)の滅亡」(ヨハネ黙示録17:1-6,14-18,18:1-8)
ヨハネ黙示録(紀元90年頃)では、使徒ヨハネに与えられた、将来に起こってくる出来事、あるいは終末の出来事を黙示的に書かれている書物である。神と小羊(イエス・キリスト)について、また7つの教会を代表とする地上の教会への指示、天上の礼拝等が初めに記されている。そして、6章より7つの封印が解かれ、地上における裁きが行われていく。8章より、7つのラッパの幻、御使いのラッパと共に、災害が起こる。その中で、神を信じキリストの救いを受ける人々と、あくまで逆らい偶像崇拝し、神を呪う人々が別れ、描き出される。神に敵対する勢力として、赤い竜(サタン)(12:2)、その手下の海から登ってくる獣(13:1)、地から登ってくる獣(13:11)、地の王や人々が象徴的に顕される。
大淫婦:「そこでひとりの女が赤い獣に乗っているのを見た。その獣は神を汚すかずかずの名でおおわれ、また、それに七つの頭と十の角とがあった」(17:3)
「紫と赤の衣をまとい、金と宝石と真珠とで身を飾り、憎むべきものと自分の姦淫の汚れとで満ちている金の杯を手に持ち、17:5 その額には、一つの名がしるされていた。それは奥義であって、『大いなるバビロン、淫婦どもと地の憎むべきものらとの母』という」(17:4,5)。「この女が聖徒の血とイエスの証人の血に酔いしれている」(17:6)。
「17:18 あなたの見たかの女は、地の王たちを支配する大いなる都のことである」(17:18)
「18:2 ・・・・それは悪魔の住む所、あらゆる汚れた霊の巣くつ、また、あらゆる汚れた憎むべき鳥の巣くつとなった。18:3 すべての国民は、彼女の姦淫に対する激しい怒りのぶどう酒を飲み、地の王たちは彼女と姦淫を行い、地上の商人たちは、彼女の極度のぜいたくによって富を得たからである」(18:2、3)
「彼女が自ら高ぶり、ぜいたくをほしいままにした」(18:7)
「彼女は心の中で『わたしは女王の位についている者であって、やもめではないのだから、悲しみを知らない』と言っている。」(18:7)
「18:12 その商品は、金、銀、宝石、真珠、麻布、紫布、絹、緋布、各種の香木、各種の象牙細工、高価な木材、銅、鉄、大理石などの器、18:13 肉桂、香料、香、におい油、乳香、ぶどう酒、オリブ油、麦粉、麦、牛、羊、馬、車、奴隷、そして人身などである。」
大淫婦は裁かれ滅亡する。
「17:16 あなたの見た十の角と獣とは、この淫婦を憎み、みじめな者にし、裸にし、彼女の肉を食い、火で焼き尽すであろう。」
「18:8 それゆえ、さまざまの災害が、死と悲しみとききんとが、一日のうちに彼女を襲い、そして、彼女は火で焼かれてしまう。彼女をさばく主なる神は、力強いかたなのである。」(18:8)
「18:16 『ああ、わざわいだ、麻布と紫布と緋布をまとい、金や宝石や真珠で身を飾っていた大いなる都は、わざわいだ。 18:17 これほどの富が、一瞬にして無に帰してしまうとは』」。他。
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第主日礼拝:2014年月日
説教者 加藤信治師
今週の聖句
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今週の聖句
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