シロアム教会 礼拝説教要旨集 |
2017年9月 | 3日 | 10日 | 17日 | 24日 | 目次に戻る |
2017年9月24日 |
「励ましの言葉」加藤豊子牧師 コリントの信徒への手紙一16章13−24節 |
◇ 「目を覚ましていなさい。信仰に基づいてしっかり立ちなさい。雄々しく強く生きなさい。何事も愛をもって行いなさい。」(14節) 14節は、最後の章に語られているパウロの4つの勧めの言葉です。「目を覚ましていなさい。」この言葉は主イエスの言葉でもあります。人の子は思いがけない時に来るのだらか、目を覚まして備えているようにと主イエスご自身が教えられました。パウロが生きていた時代、初めの頃の教会では、もう間もなく主イエスが再び来られると考えられていました。4つの勧めの中で、目を覚ましているようにとの勧めが一番最初に語られているのは、それが当時のキリスト者たちにとってどんなに重要なことだったかを示しています。 ◇ 「信仰に基づいてしっかり立ちなさい」「雄々しく強く生きなさい」という言葉も、主の日が近づいていることを覚えての勧めの言葉であります。しかし私たちは、とても自分の力ではしっかり立ち続けることなどできない者であります。時には倒れそうな信仰を支え、強くしてくださるお方を私たちは信じているのです。 ◇ 今は、パウロの時代のような、差し迫った緊張感のようなものは感じられないかもしれません。しかし、「目を覚ましていなさい」という呼びかけは私たちにも語られていることです。そして主を待ち望みながら、私たちが日々の生活の中で備えなければならないこと、それが「すべてのことを愛をもって行う」ということではないでしょうか。神の愛に生かされているとき、神の愛の中に身を置き続けるとき、私たちはまた「愛をもって行うもの」へと変えられていくのではないでしょうか。 |