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祈祷会メッセージとお祈りの課題

ただで受けたのですから 2020年8月12日 祈祷会

各ご家庭での祈祷会に感謝します。どうぞ教会のこと、皆様のこと等覚えてお祈り下さい。皆様の祈祷会が祝されますようにお祈りしております。

賛美 新聖歌357 何ゆえ御神は

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お祈り

  • 週の前半の歩みが守られたことの感謝。
  • 祈祷会を持てる感謝と、お祈りを導いて頂けますように。
  • 同じように家庭で祈祷会を守っておられる皆様のために。

賛美 新聖歌428 キリストには代えられません

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聖書

いったいだれが、あなたをほかの人よりもすぐれていると認めるのですか。あなたには、何か、人からもらわなかったものがあるのですか。もしもらったのなら、なぜ、もらっていないかのように誇るのですか。
Iコリント4:7

メッセージ

聖書通読はコリント人への手紙第一に入りました。コリント人への手紙は使徒パウロがコリントの教会へ宛てて書いた手紙です。使徒の働き18章にはパウロがコリントを訪れ、伝道したことが記されています。この時にコリント教会は誕生したと思われます。その後パウロはコリントを離れますが、使徒19章にはアポロがコリントで伝道していたことが記されています。その後、コリントの教会では何らかの問題(おそらく複数の問題)が起き、コリントの教会のある者たちがパウロに助言を求めました(Iコリント1:11参照)。そこでパウロはいくつかの手紙を書いてコリントに送りました。聖書にはそのうちの2巻が納められています。このような背景のある手紙なので、コリント人への手紙第一は全体的に厳しい口調になっています。コリントの教会が抱えた問題は私たちにも通じるものがあるので、この手紙を読むたびに自分の心を悔い改める思いです。

パウロは1-3章で人間の知恵が神様の知恵に劣るものであることを書いています。コリントはギリシャ哲学に通じる人の多い地域でした。日々研究熱心な人が多かったであろうと思います。人より賢いと自負している人も多かったかもしれません。探求熱心なことは良い事かもしれませんが、それによって高慢になることは良くない事です。そもそも人の知恵は誰かから頂いたものですとパウロは述べます。誰かとは先人のこととも言えますが、元をたどればすべては神様に通じます。この世界にある物すべてが神様の物であり、私たちは自分たちの体を含めて全ての物を神様から頂いているのです。ですからあたかもすべてを自分で手に入れたかのような振舞いは間違っています。私たちは神様からすべてを頂いたのですから、神様に感謝して過ごすべきです。そして神様から頂いた祝福を他に欲しがる人がいたら、自分の者であるかのように上から目線で与えるのではなく、喜んで分かち合うべきです。イエス様もマタイ10:8でこのように仰っています。「あなたがたはただで受けたのですから、ただで与えなさい。」これは対価を受け取るなという事ではありません。神様はみんながお互いに喜んで与えあえる関係になればと願っています。

パウロはかつてクリスチャンを迫害していました。律法に熱心であったがゆえに、クリスチャンを赦すことができませんでした。しかしそのような立場から神様によって、また愛のある人によって救われたのです。そのような過去があるのでなおさらパウロは、他の人よりも律法に通じ、知恵に通じた者であると誇らず、人々に仕えるべきだと実感していました。「私は、ギリシア人にも未開の人にも、知識のある人にも知識のない人にも、負い目のある者です(ローマ1:14)」と告白しています。パウロは神様からただで頂いた福音、それも神様に逆らっていた自分に与えられた神様からの恵みだからこそ、ただで人々にあたえよう、誰かから嫌われたとしても、愛をもって福音を届けようとしていたのでしょう。それはパウロ自身がただで受けたからであり、またすべての人が必要としている福音、良い知らせであると確信していたからです。私たちも自分が頂いている物を誇らず、与えてくれた方、神様に感謝し、喜んで人と分かち合えるようになりたいと思います。

 

お祈りの課題

  • 昭島教会に集う方々、ご家族のために
  • 最近、初めて来られた方々、久しぶりに来られた方々のために
  • 新型肺炎で苦しんでいる方々のために。また困難の中、神様にあって助け合う事ができるように。
  • 今後の礼拝、祈祷会の導きのため。主の最善が成されるように
  • 桜ヶ丘教会のために

賛美 新聖歌428 ただ主を

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主の祈り

天にまします我らの父よ。

ねがわくは御名をあがめさせたまえ。御国を来たらせたまえ。御心の天になるごとく、地にもなさせたまえ。

我らの日用の糧を今日も与えたまえ。我らに罪をおかす者を我らが赦すごとく、我らの罪をも赦したまえ。我らを試みに合わせず、悪より救い出したまえ。

国と力と栄えとは限りなく汝のものなればなり。

アーメン。

(出典:新聖歌)