元気の出るダイアル 2020年4月12日 死は勝利にのまれてしまった 第1コリント15:50−58
イースターおめでとうございます。4月12日はキリストが十字架で死なれ、墓に葬られた後、死からよみがえられた「復活」を記念し、お祝いする記念日でした。
多くの宗教が「死は自然界の一部、人生の一部、誰も避けられない。しかたがないこと」と教えます。「生まれては死ぬるなりけりおしなべて釈迦も達磨も猫も称子も」と一休和尚は民衆を諭したそうです。
しかし、使徒パウロは違います。「死は勝利に呑まれてしまった」と、死の敗北とキリストの勝利を宣言しました。あらゆる時代のすべての人々に対して、「罪の支払う報酬は死である。しかし神の賜物はキリスト・イエスにある永遠のいのちである」(ロマ6:23)と力強くキリスト教の中心メッセージである福音を宣言しました。
人類にとって最後の敵は死です。今、世界中に拡大している新型コロナウィルスは大きな脅威となって恐れや不安を与えていますが、きっと新薬やワクチンが開発され、終息することでしょう。しかし全人類にとって「死」は最大の敵であり、医者も学者も王も皇帝も偉大な英雄たちも、敗れ去り、墓に葬られました。 死は君臨し続けてきたのです。ところが、キリストは十字架の身代わりの死によって、罪には完全な赦しを与え、復活によって、堅固な城壁の死の門をついに打ち破ったのでした。
そして、復活されたキリストを信じるものたちは、墓の中で朽ちていく地上の人生だけではなく、即座に天国に移され、朽ちない永遠のいのちと身体を受け、神と共に生きることができる新しい人生をはじめることができるのです。そこには再会の喜びと希望があります。ですから死は決して終わりではありません。
先週、頚椎損傷という大けがで治療を受けていたクリスチャンが天に召されました。手を動かせず自分の涙もぬぐえないほどの闘病生活を、忍耐をもって過ごされました。天の御国に移され、主イエスの御手でその涙をぬぐわれ、「よくやった、よくしのんだ、わが忠実なしもべよ」と、いのちの冠を授けられていることでしょう。ご家族にとっても大きな希望となっています。神は約束のことばをお聞きください。
「試練に耐える人は幸いです。耐え抜いて良しと認められた人は、神を愛する者に約束された、いのちの冠を受けるからです。」(ヤコブ1:12)
「死は勝利にのまれてしまった」のです。キリストの永遠のいのちの勝利の中で、私たちは生かされています。あなたにハレルヤ・イースター