***元気の出るダイアル*** 2020年4月26日
「こういうわけで、あなたがたはもはや他国人でも寄留者でもなく、今は聖徒たちと同じ国民であり、神の家族なのです」(エペソ2:19)
おはようございます。教会のみなさん、おかわりありませんか。
コロナウィルスによる感染拡大は猛威をふるっています。有名タレントが感染して重篤化して亡くなる報道を見聞きするにつけあらためて怖さを覚えます。お葬儀どころか収骨もままならないとなればなおさらご遺族の悲しみと無念さはいかばかりか・・。にこころが悼みます。また多くの病院が院内感染を防ぐため面会禁止となっており、コロナ感染症以外の病気で危篤に陥っても最後を家族が看取れないというニュースも聞き、その深刻さを痛感します。
外出や営業の自粛要請が出され、「ステイホーム」の言葉がアナウンスされる中、狭い家の閉ざされた空間内でイライラや不安や緊張といったストレスが昂じて「コロナ鬱」「コロナ離婚」「家庭内暴力」「児童虐待や老人虐待」が急増していると新聞で報道されていました。医療崩壊や介護崩壊の危機だけではなく、いわば最後のよりどころとなる家庭が機能不全を起こし、家庭崩壊が静かに始まっているとも言われています。こんな時代だからこそ、「さあ、いま」神の家族になろうと、主イエスは私たちに呼びかけておられます。
神の家族には2つの大きな特徴があります
第一は、永遠の家族です。この世の家族は、基本的には血のつながりで結ばれています。家族の愛情は強く深いものです。しかしそれはあくまで地上の生活までのことであり、絆が切れる終わりの時がきます。死の淵を超えることができないからです。
ところが、聖書が伝える「神の家族」は、「あなたがたの国籍は天にある」(ピリピ3:20)と約束されているように、天に属する永遠の家族を指しています。永遠の神の家族ですから、たとえ死を迎えても途切れることは決してありません。むしろ天に移された後のほうが、地上よりもはるかに強い永遠の命の絆で父なる神と救い主キリストと結ばれるのです。
地上でしばしの別れがあっても、神の国で神の家族として再会できる希望と喜びが約束されています。そうです、私たちは「永遠の家族」「神の国の家族」となれるのです。
第二は、神の家族にはキリストがともに住まわれることです
神の国の家族は「キリストを信じる信仰によって」結ばれる家族です。家族はふつう、同じ屋根の下でともに暮らします。その中にもう一人の新しい家族が住んでくださいます。キリストが住んでくださる家だから、そこには自由があり喜びがあり希望があり何よりも愛が満ちるのです。だれもが幸せになれる一つの家、貧しくても喜びが満ちている家、それはキリストが住まわれる神の家族という家ではないでしょうか。キリストのいない家、キリストが家族の一人でない家族はさみしく、むなしく、安らぎがないのです。神の平安(ヨハネ14:27)が失われることはありません。
新型コロナの影響は、今後1年は続くだろうと予想する専門家も多くいます。長引けば長引くほど、地上の家族は多くの試練や危機や問題を抱えたまま家庭崩壊していくリスクも高くなることでしょう。「さあ、神の家族になろう」とキリストは呼びかけています。信仰で結ばれた神の家族に、あなたも加わりませんか。心から歓迎します。
こんな時代だからこそ、家族という希望の光はますます輝くのです。
「私は私の平安をあなたがたに残します」 ヨハネ14:27
以上