**元気の出るダイアル** 2020年8月8日
キリストを持つ者はいのちを持つのです
(第一ヨハネ5:12)
今年は75回目の終戦記念日でした。軍国主義体制であった日本はアジア諸国に対する侵略により甚大な被害を与え、日本自らも原爆による被爆により未曾有の犠牲者を出し戦争が終わりました。75年が経過した今も、政治的な問題は残されていますが、草の根レベルでは日本、韓国、中国、台湾そしてアメリカとも友好的な関係を保ち続けることができています。しかし、戦争の悲惨さを経験し家族や友を失った癒え難い心の傷を抱えている少なくとも75歳以上の高齢の方々がまだ生きておられる限り、私たちは謝罪しなければなりません。戦禍で散った多くのいのちの犠牲の上で、今日の平和が成り立っていることを深く思い、天でみこころがなるように地でもみこころがなりますようにと、愛と和解の神に祈り求めてまいりましょう。
使徒ヨハネは「世に勝つ者とはだれか、イエスを神の御子と信じる者ではないか」(第一ヨハネ5:5)と宣言しました。そのイエスキリストは「人となられた神の御子」でした。
正統的なキリスト教は、「イエスはまことの神にしてまことの人である」との信仰を1500年以上にわたって告白し続けてきました。まことの人だからこそ全人類の罪を代表して背負うことができ、まことの神だからこそ、全人類の罪を赦す権威をもっておられます。まことの人だからこそ十字架の上で息を引き取り、死んで葬られましたが、まことの神だからこそ3日後に復活され死に勝利されました。まことの人だからこそ国籍・民族・言葉に違いを超えて、あらゆる国の人々がイエスの人格と生き方に共感し、弟子のひとりとして従おうと志しています。まことの神だからこそ来るべき永遠の御国の王として、神に敵対するすべての悪を滅ぼし、世界を真の平和をもってご支配なさる日が来ることを世界中のクリスチャンが待ち望んでいます。
このお方以外に世界を救う名は誰にも与えられていないのです。神の御子イエス、主キリストの御名をほめたたえましょう。
そのためには、まず教会を訪ねましょう。最初は敷居が高く感じてしまうかもしれませんが、安心してください。一切の強制はありません。宗教改革者のカルバンが「神が私たちの父ならば、教会は私たちの母である」といいました。教会という共同体、神の家族の中で信仰は誕生し、育まれ、励まされ成長して行くことができるからです。
第二に、聖書をお読みになってください。聖書は永遠のベストセラーとも、神様からの愛の手紙とも呼ばれている「人類の宝」です。なぜなら、聖書は神様からプレゼントされた唯一の本の中の本だからです。そこには「神の壮大な救いのドラマが展開され、人類の歴史を貫く神の真実な愛のご計画が記されているからです」。あなたに深い感動をもたらし、読み続けるたびに「ワクワク感」にとらわれることでしょう。そして、「イエスはキリスト(私の救い主)である」との信仰へと、あなたを導いてくれることでしょう。あなたが聖書を学ぶためのお手伝いを私たちは喜んでさせていただきます。私たち自身がその喜びと感動を経験しているからです。
「イエスを神の御子と信じる者は、無条件で永遠のいのちをもつ」(ヨハネ3:16)と、