**元気の出るダイアル**  2020年9月27日
 

ヨハネは第3通目の手紙をガイオに書き送りました。彼は使徒ヨハネの忠実な弟子であり、信頼していた人物でした。「愛する者よ、私は祈っています」と心をこめて書き送っていることからも伝わってきます。 ヨハネはあなたの魂に平安があるように、そしてあなたが健やかで健康であるようにと祈っています。たましいの健康と身体の健康、この二つは私たちが満ち足りた人生を歩むうえで大切な要素となっています。

1. たましいの幸い

たましいの幸いとは、キリストにあって受けた救いの恵みを指しています。

「あなたがたはイエス・キリストを見たことはないけれども愛しており、いま見てはいないけれども信じており、ことばに尽くすことのできない、栄えに満ちた喜びにおどっています。これは、信仰の結果である、たましいの救いを得ているからです。」(1ペテロ18-9

ことばに尽くせない喜びが生涯をつつんでいく。これが神を信じ、キリストを信じる者たちの最大の特徴です。移り変わる時代の中にあっても、さまざまな生活の変化の中にあっても、住む場所が異なったとしても救い主であるキリストとともに日々、歩み続けていく人生には喜び、やすらぎ、そして希望が約束されています。

2. 健やかな健康の幸い

使徒たちの中でもっとも長生きをしたのはヨハネでした。伝説によると地中海の孤島に流刑にされたものの、100歳の長寿を全うし生涯を閉じたと言われています。

WHO(世界保健機構)では、健康とは「病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」と定義(1947)しています。精神的な健康とは「こころの健康」(メンタルヘルスケア)をさします。何よりもうつ病からくる自殺予防が中心的目的となっています。社会的な健康とは「良好な対人関係」や「健全な社会的営み、勉学・労働・ボランティア・地域貢献など」を通して、生涯を歩むことを指しています。

ご存じでしょうか。明るい話題です。日本一の長寿は福岡県に住む田中カネさん、117歳だそうです。彼女は今、世界一の長寿者でもあります。100歳以上の長寿者は日本では8万人もいるそうですから、やがて人生80年の時代から人生100年の時代に、スーパー長寿社会が世界に先駆け日本では実現するかもしれません。このカネさんは実は、ご夫婦ともクリスチャンで、かつては畑をささげて教会を建てたことも紹介されていました。世界一の長寿者として昨年ギネスブックに登録された時、お祝いに来た市長に「長生きの秘訣は?」と訊かれて「まだまだ死ぬ気がせん」と元気に答えたそうです。大好きなコーラを一日一本飲み、3食たいらげ、チョコレートはかかさず食べて、ますます意気軒高のご様子が映し出されていました。

クリスチャンのカネさんには何歳になろうと、天国という「ゴール」がはっきり見えていますから、不安や恐れや迷いがなく霊的な健康も守られ、「まだまだ死ぬ気がせん」と精神的にも社会的にも健やかに生きておられるのでしょう。長寿は神様からの祝福であると旧約聖書は教えています。

あなたがたが年をとっても、わたしは同じようにする。あなたがたがしらがになっても、わたしは背負う。わたしはそうしてきたのだ。なお、わたしは運ぼう。わたしは背負って、救い出そう。」(イザヤ46:4) 

信仰はあなたに幸せをもたらします。健やかでお元気にお過ごしください。

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