8月のメッセ−ジ
「5羽の雀は2アサリオンで売っているでしょう。そんな雀の1羽でも、神の御前では忘れられてはいません。それどころかあなたがたの神の毛の数さえも、みな数えられています。恐れることはありません。」
(ルカ11:6−7)
1 空の鳥をご覧なさい
イエス様の時代には、2羽の雀が1アサリオンで売られていました。2セット買えば1羽がおまけにつきました。牛肉や羊の肉に比べれば雀の肉など値打ちもなく、2束3文同様でした。ところがそんな無価値な雀であっても、神様に忘れられることはないとイエス様は教えて下さいました。
鷲のような大型の鳥は翼を大きく広げてグライダ−のように上昇気流を利用して空を舞います。ですから少ないエネルギ−でも生きてゆけます。ところが雀のような小型の鳥は翼を激しく羽ばたかせ、ヘリコプタ−のようにして飛びます。ですから大量のエネルギ−を必要とします。そのために、雀は朝から晩まで餌を探し続けます。雀は小さいけれど大食漢なのだそうです。あの無数の雀たちは1日にどれほどの食料を必要としているでしょうか。ところが神様は世界中の雀に食物を供給され、雀のエネルギ−を支えて下さっています。無価値な雀でさえ神様はお忘れにならず省みて下さっているのです。
2 髪の毛の数さえ知っておられる
あなたは自分の髪の毛の数を知っていますか。毎日、数百本も自然に抜け落ちるそうです。毛髪の総数を正確に数えることは不可能ですが、日本人の場合、約15万本から20万本ぐらいあるそうです。しかし天の父なる神様はあなたの毛髪の数を正確に知っておられます。なぜならあなたに深い関心を持っておられ、あなたのすべてを知っておられるからです。
髪の毛の数さえ正確に知っておられるお方は、私たちの人生のすべてを知っておられます。私たちの人生にはなぜ、どうしてと思うような試練が起きる時があります。答えがわからずに苦悩するすような時、神様にすべてを委ねましょう。私たちのすべてを知っておられる父なる神様がおられるのですから、心配いりません。さまざまな問題があることか゜問題なのではなく、すべてを知っておられる神様から目を離してしまうことが問題なのです。不安や恐れはそこから生じてきます。
1羽の雀さえも忘れず、省みられる神様。すべてを相い働かせて最善へと導いて下さる神様がおられます。ですから心配はいりません。天の父なる神様に信頼しましょう。