6月のメッセ−ジ   2003年

 

「あなたがわたしに行わせるためにお与えになったわざを
私は成し遂げて、地上であなたの栄光をあらわしました。」
(ヨハネ17章13節)

宇治バプテスト教会は、日本バプテスト教会連合に加盟して今年20年目を迎えます。単立小倉キリスト教会として創設されてから27年になりますから、3年後は「創立30周年」を迎えます。今年20周年の記念感謝礼拝を持つ理由は、3年後を視野に入れて、「天幕の場所を広げる」ビジョンを神様から頂き、御心ならば私たちの「夢」を形にしたいと願うからです。

教会連合の一枝として20年の歩みをしてまいりましたが、孤立主義に陥ることなく、他教会や宣教団体とも協力しつつ、バランスのとれた健全な教会形成に今日まで励ませていただいたことは感謝です。健全な歩みは、祈りと奉仕の「交わり」の中で育つことを学ばせていただくことができました。

聖書的な教会とクリスチャンには一つの明確な目的があります。それは「ただ神の栄光があらわされる」ことを願って今を生きることです。

イエス様の33年のご生涯は、「父の栄光」を現すためという祈りに集約できます。ですからお弟子たちにも「御名が崇められますように」から始まる「主の祈り」を教えられました。またウェストミンスター小教理問答では、「人の主な目的は神の栄光を表すことと、永遠に神を喜ぶことである」と、教えています。

神の栄光は何か特別なことを通して現されるものではないと思います。パウロは「食べるにしても飲むにしても、神の栄光があらわされる」ためにと、むしろ「日常生活の場」こそ、神の栄光に通じることを教えています。

会社再建を託されたある経営責任者が、特別なことをするのではなく「当たり前のことを当たり前にするだけ」と言いました。含蓄のあることばだと思います。

キリストにあって新しい生命をいただいた私たちです。感謝の心を失わず、なすべきことをなして主にお仕えしてまいりましょう 

                 

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