私たちを祝福し、守られる主。 |
「願わくは主があなたを祝福し、あなたを守られるように。願わくは主がみ顔をもってあなたを照し、あなたを惠まれるように。願わくは主がみ顔をあなたに向け、あなたに平安を賜わるように」』。こうして彼らがイスラエルの人々のために、わたしの名を唱えるならば、わたしは彼らを祝福するであろう。」 −民数記6:24〜27− 序論:神様はわたしたちを愛して下さっています。そして、愛するが故に試みを下さいます。その神様の真の御旨は、私たちが幸いに生きる事を願っておられます。そして私たちに神様の御顔を照らし、平安を与えようと願っておられるのです。しかし、神様の御心を知らずに思いのままに生きるならば、神様が私たちに与えようとする平安を受け取る事も、守られる恵みを受ける事も出来なくなってしまいます。私たち自身今よりも幸せに生きることを願っているはずです。ならば、どうすれば更なる幸いな人生を送ることができるのでしょうか。今日与えられた御言葉に謙虚に耳を傾け、祝福と守りを受ける事が出来る智恵に与りたいと思います。
1.過去の苦い根を取り除かなければなりません 苦い根があるならば必ず苦い実が結ばれます。ヘブル12:15節に、「気をつけて、神の惠みからもれることがないように、また、苦い根がはえ出て、あなたがたを悩まし、それによって多くの人が汚されることのないようにしなさい。」と記されています。では、どのような苦い根を取り除くべきでしょうか? まず「恨みの苦い根」を取り除かなければなりません。 二つ目の苦い根は「憎しみの根」です。 「恨み」「憎しみ」「痛み」、これらの苦い根が私たちの日々の歩みの枷(かせ)となります。この「苦い根」を取り除く以外に、私たちが幸せな人生を送ることは決して出来ないのです。苦い根によってもたらされる実は苦いものでしかありません。苦い根の上に築き上げた人生は、脆くて倒れやすいのです。このような「苦い根」を取り除いてこそ、私たちは幸いな人生を送る事が出来るのです。では、この「苦い根」を取り除く方法は何でしょうか。 2、苦い根を取り除く方法 今まで否定的な思いで人々を見てきた心のチャンネルを、未来の肯定的な事柄、肯定的な出来事、肯定的な思いで人々を見るように切り替えなければいけません。ローマ8:5〜6節に「なぜなら、肉に従う者は肉のことを思い、霊に従う者は霊のことを思うからである。肉の思いは死であるが、霊の思いは、いのちと平安とである。」と言われています。私たちが肉の思いを持ち続ける事によって得る物は「死」である、と聖書は警告しています。しかし、心のチャンネルを「霊」に切り替える時、私たちは死から命に移され、心の平安を頂く事が出来るのです。心のチャンネルを変えるのは誰ですか?それはあなた自身です。 2)第二は赦すことです。 神様は私たちに、隣人を赦すことを求めておられます。ある時、弟子のペテロがイエス様に質問しました。「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯した場合、幾たびゆるさねばなりませんか、七たびまでですか」と聞くと、イエス様は「わたしは七たびまでとは言わない。七たびを七十倍するまでにしなさい。」とお答えになりました。 しかし、私たちの現実はどうでしょうか。「いや、私は決して赦さない」と、あくまでも自分の信念に固執し、こう言います「私がその人のせいでどれほど大きな傷を受けたのか分かりますか?その人のために私がどれほど苦しみを受けたのか分かりますか?私は絶対ゆるしません」。しかし、どんな傷を受けたとしても、どれほど苦しみを受けたとしても、それでも私たちは赦さなければならないのです。何故でしょうか。それは、私が隣人を赦してこそ神様が私を赦して下さるからです。もし、私たちが兄弟を赦す事が出来ないならば、神様の私に対する許しを受けることが出来ないからです(マタイ18:35)。 あなたがためいめいも、もし心から兄弟をゆるさないならば、わたしの天の父もまたあなたがたに対して、そのようになさるであろう。 −マタイ18:35− 私たちが人を赦す事は、すなわち自分自身を守る術でもあります。つぶやきや憎しみは「毒」と同じです。毒が私たちの内に蔓延するとやがて死に至らしめます。私たちが人を赦す時、それは「解毒剤」の役を果たし、毒が私たちの生活の中に広がるのを防ぐ事ができるのです。つぶやきや憎しみの毒を、人をゆるすことによって取り除き、幸いな人生を送ることが、私たちに与えられた本当の生き方なのではないでしょうか。。
結論:幸いな人生とは、神様に委ねる人生です。何故ならば、神様は私たちのすべての問題を解決して下さるお方だからです(マタイ11:28)。今、あなたの歩みにつぶやきや憎しみ、過去の傷がまだ残っていますか?そのような時、こう祈りましょう。「神様!私は、このようなつぶやきがまだ残っています。神様!私にこのような憎しみがまだ残っています。神様!私にこのような傷がまだ残っています。神様、ここから離れたいのです。ここから自由になりたいのです。どうぞ私の問題をすべて解決してください。」 「その足に口づけせよ。さもないと主は怒って、あなたがたを道で滅ぼされるであろう、その憤りがすみやかに燃えるからである。すべて主に寄り頼む者はさいわいである。」詩篇2:12節 今も生きておられる神様は、必ず私たちの問題を解決してくださいます。神様は、聖書の御言葉を通して、ご自分に委ね、御名を唱える者に祝福を与え、守ると約束して下さいました。この御言葉を信じて、神様にすべてを委ねましょう。そして私たちの中にある「苦い根」を御言葉と祈りによって取り除いて頂き、幸いな日々を過ごし、祝福に満ちた未来が広がることができますように、主の御名により祝福します。
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