第一節はキリスト�ﾍ道�ｺの根底である。これに對して第二節の説くところはそれの性質である。そしてパウロは彼特有の習慣として、まずその消極的半面を説き、しかるのち、その積極的半面を説くのである。消極的半面とは二節の前半である。いわく、またこの世になろうなかれと。そして積極的半面とは二節後半である。いわく、なんじら、�~の全くかつ善にして喜ぷべき旨を知らんがために、心をかえて新たにせよと。まことにこの兩方面をあわせる時、そこにキリスト�ﾍ道�ｺの性質は遺憾なく知らるるのである。健全なる道�ｺは、一方においてはこの世の潮流に對する反對、他方においては心の革新である。この兩者を兼ねるところにキリスト�ﾍ道�ｺは成立する。しからざるところにはキリスト�ﾍ道�ｺはないのである。

　

　「この世になろうなかれ」という。この世にならうところにはキリスト�ﾍ道�ｺはない。キリスト�ﾍ道�ｺはどこから見ても非現世的である。非習俗的である。今これを實際問題として見よう。キリスト�ﾍ会なるものはとかくこの世にならいやすく、そしてそのために堕落しやすきものである。しかし眞の�ﾍ会は　Church-militant である。すなわち、この世と戰う�ﾍ会である。この世との戰いをやめてこの世の風潮にならうときには、�ﾍ会の生命は失せて、直ちに無力となり、堕落する。パウロはキリスト�ﾍ道�ｺの内容を細説する前にあたつて、まず「この世になろうなかれ」といいて、この世とその意に對する態度を明らかに示したのである。これでキリスト�ﾍ道�ｺの性質はかなり明らかとなつたのである。

　さらにこの「なろうなかれ」という原語の意味を研究する時は、この語がなおいっそう意味ふかき語なるを知るのである。「ならう」は、原語を συσχηματιζω（ススケーマチゾー）という。これ σχημα（スケーマ、英語の scheme スキーム）より出でし語である。スケーマとは、この世の移り行くさまをいう語、ススケーマチゾーは、この移り行くさまと共になることを意味する。ゆえに、「なろうなかれ」は、この世の移り行くさま、流行、風潮に加わるなかれという意味である。世は常に風のごとく流れ、潮のごとく動くものである。あだかも婦人の服装の流行が、流行という文字が示すとおり、絶えず流れ行くがごときが、いわゆるこの世の風潮である。時代思想などいいて、これを貴ぷ人が多い。しかし世の最も高尚と見ゆるものまでがスケーマ（流行）である。帝國主義の時代があり、平和主義の時代があり、社会運動の時代があり、いわゆる宗�ﾍ的熱心の時代がある。いずれもこれ婦人の衣裳の類である。昨定今非（さんぜこんぴ）變轉きわまりなく、何の貴さもなく、風のごとくにして、何ら捕えどころのないものである。

　しかるに、キリスト�ﾍ会の多くが、またキリスト信者の多くが、この世の流行にならいつつあるは、痛歎すべきことである。變わりゆくこの世の相（すがた）におのれを似せ、周圍の色の變わるごとにこれと同じ色に塗りかえ、世が帝國主義を高唱する時はこれに同（どう）じ、世が社会運動に熱狂する時はまたこれに加わり、もしかく世にならわざる時は�ﾍ会または信者の生命は衰うべしと考える。しかし世にならわざるところに�ﾍ会および信者の生命がある。世は�ﾍ会に向かつておのれになろうべきを要求すれど、少しく時日を經過すれば、おのれにならうものを卑しむるのである。しかるときは味を失いし鹽のごときもの、後は用なし、外に捨てられて人に踏まるるのみである。しかるに、この事に氣づかずして、浮き草のごとく潮流に流されつつある現代�ﾍ会の愚かさよ。見よ、海中に吃然（きつぜん）として立つ岩を。滿潮のとき、潮は高鳴りしつつ、陸に向かつて押しよせ押しよせ、海にただようすべてのものを共に動かし、岩に向かつてもいう、「共にかの陸に向かつて行かずや」と。しかし岩は海底ふかく根をおろして毅然（きぜん）として動かない。また退潮のとき、岩に向かつて「共に沖に出でずや」と誘うも、あえて顧みない。これまさにクリスチャンのこの世の風潮に對する態度でなくてはならない。この世は滅ぶべきもの、その根本�拐~は物欲追求にある。�~を信じて永遠の國をおもう者は、かかる世の流行風潮の外に超然として独自の境を守つていなくてはならぬ。ゆえにいう、「この世になろうなかれ」と。

　次の積極的半面は「心をかえて新たにせよ」である。ここの「心」は、原語 νουs（ヌース）という。ヌースは πνευμα（プネウマ）のごとく魂を意味する語ではない。心思（マインド）を意味し、判斷力（アンダスタンディング）を意味する。善と眞とを見分くる力、これすなわちヌースである。ゆえに、心をかえて新たにせよというのは、人生觀を一變し一新せよとの意である。物の見方を全然改めよとの意である。パウロがここに魂（スピリット）といわず心情（ハート）といわざるに注意せよ。彼はもちろん必要なる場合には「魂」をいい、また「心情」をいう。しかしここには特に判斷力の變改を促したのである。人は心情だけ良いでは足らぬ。判斷力もまた良くなくてはならぬ。心思もまた涵養（かんよう）せられねばならぬ。かの�ｉｹをもつて單に情をきよめるものとのみ見なす者はたれぞ。これ一方に偏せる見方である。情が涵養せられても知性が涵養せられない時は、信仰的生涯に確固たる重味が加わらないのである。われらは心思、判斷力、常識を養わなくてはならぬ。そしてこの世の人のそれと異なるある新しき世界へ心の目を向けねばならぬ。普通の心は「肉の心」（コロサイ書三・十五、おのれの心とあるは誤譯）である。ゆえにこれをかえて靈的の心とせねばならぬ。かく、心を變革するためには、靈魂の改造、情性の涵養が必要である。しかしパウロの特にここに力説するところは知的判斷力の改新である。すなわち心をかえて新たにせよである。これ眞に重要なる戒めである。

　なぜ心をかえて新たにすべきか。そは「�~の全くかつ善にして喜ぶべき旨を知らんがため」である。ここに、�~の旨（みこころ）という語に對して三つの形容詞が用いてある。第一は、「善なる」である。第二は、「喜ぶべき」である。第三は、「全き」である（原語の順序による）。�~の善なる意、喜ぶべき意、全き意である。かかる�~の聖旨を知ることは、クリスチャンの實際生活において常に最も必要なる事である。これがためにはまず心をかえて新たにせねばならぬのである。

　さらば�~の旨を知るの道いかに。あるいは天然の中に、あるいは世界の推移の中に、これを探ることができる。しかしまず第一には聖書の研究である。聖書の中には明らかに�~のみ旨がしるされてゐる。これを「心」をもつて −− かえられたる新たなる心をもつて −− 學び、そこに示されたる聖旨を知らねばならぬ。由來、キリスト信者と稱する者にして、聖書を充分に讀まざる者、聖書の研究にすこぶる冷淡なる者多きは、彼らの大通弊である。そして�~のみ旨といえばただ「愛」であると考えてゐる。しかしその愛とはいかにと問えば、明瞭なる答えをなし得る者はたして幾人かある。�~のみ心たる愛は、かく一口に人のいうほど簡易なるものではない。愛とはいかなるものなるかを知るために、聖書の全体を學ぶ必要がある。健全なる知的理解力をもつて聖書を充分に研究し�画､せずしては、�~の善にして、喜ぶべき、全き旨を知ることはできない。もしかくして充分に聖書を學ぶ時は、そこに示されたる�~のみ心の全く豫想外なるに驚くのである。さればわれら、普通の心を捨て、肉の思いを去り、變革せられたる新たなる心をもつて聖書を學び、もつて�~の全き旨を探るべきである。聖書の研究は決して知的遊戯ではない。それによつて生ける聖旨を知り、これを實際生活においておこなうためのものである。

　今第二節を全体として見るに、全くこの世の人の意表に出づる戒めであることを知るのである。この世になろうなかれとは、まず人の意外とするところである。この世の風潮とは多數決である。多數決は眞理であると人は考える。しかるにパウロはここに、まずこの世になろうなかれというのである。また人は宗�ﾍ問題においては知性よりも第一に情性であると考え、情性の涵養だけで足ると考える。しかるにパウロは、知性を變革し改新して�~の心を知れと�ﾍえる。そして�~の心といえば、愛をさすのであつて、わかりきつてゐるとの普通の考えに反して、右のごとき新たなる知性をもつてこれを究（きわ）め學べと勧める。かく第二節全体がことごとく人の意表に出づる戒めであることに注意せねばならない。

　實に�~の戒めは人の意表に出づるものである。その實例は次の第三節以下である。ここに信者の實践道�ｺについての聖意がしるされてゐるが、それを�画､して、その全く豫想外なるに驚くのである。決して漠然たる愛というがごときものではない。「わが思いはなんじらの思いと異なり、わが道はなんじらの道と異なれり」（イザヤ書五五・八）とあるとおりである。これを�塩ｧに研究して初めて�~の聖意を知ることができる。しからずしては、キリスト�ﾍ道�ｺの何たるかを知り得ないのである。

　なお注意すべき二、三の事がある。第一は「ならう」という文字と「かえる」という文字との比較である。パウロは、この世になろうなかれ、心をかえよと勧める。ならうは、前述するごとく、ススケーマチゾーすなわちこの世のさまに從うことである。この世のさまはすなわちスケーマである。そして「かえる」の原語を μεταμορφοω（メタモルフォオー）という。これ μορφη（モルフェー）より出でし語である。モルフェーは形を意味する（英語 form）。メタモルフォオーは、形をかえよの意である。パウロの勧めは、この世のスケーマに從うなかれ、心のモルフェーをかえよというのである。今スケーマとモルフェーとを比較するに、スケーマは、前説せしとおり、移りゆく世の相であつて、變轉きわまりなきものである。これに對してモルフェーは、確固たる形である。甲は、表面だけの形で常に變わりゆくもの、乙は、ある觀念が自然に取るところの形である。すなわち心ありての形である。甲は、何ら確實なる根據なくただ新奇を好む人心に從つて變轉し行く浮薄なる外装である。しかるに乙は、心が變わりしためにそれに應じておのずから變わる外の形であり、從つて心が不變なる時は常に不變なる形である。さればこの形すなわちモルフェーを變えることは容易のことではない。これメタモルフォオーすなわちモルフェーをかえることの困難なる理由である。しかしながら、一たびこれをかえた上はまた容易に動かざるものである。「心をかえよ」とは、まず�拐~を改め、觀念を新たにして、形までもおのずから變わることをいう。この世のスケーマすなわち變轉きわまりなき外相に從いておのれもまた變轉するなかれと。これこの世になろうなかれの意である。心のモルフェー（形）を變えて新しきモルフェーとなし、確固不抜再び動かざる形を取れと。これ心をかえて新たにせよの意である。一方において世の諸相の移り行くあり。他方においてクリスチャンの心の變わらざるあり。世の動きつつある間に、一たびかえたるのち永久に變わらざるわれらの人生觀あり。その對照が、この節の中に、ことにこの二語に、充分に表われてゐるのである。

　次には「なろうなかれ」「かえよ」という二つの動詞の態（たい−voice）について注意すべきである。人の普通知るところは能働態（active voice）と受働態（passive voice）である。日本文法には、態はこの二つのみしかない。能働態とは「働きかけ」である。「與う」「打つ」の類である。受働態とは「受け身」である。「與えらる」「打たる」の類である。甲は全然自力、乙は全然他力である。甲には自分の意志のみあり、乙には他人の意志のみある。しかるにギリシャ語その他の國語に中態（middle voice）というものがある。これは他力と自力の結合を示す態である。すなわち自分に意志はあれど力なき場合、ある他の者の力におのれをまかせ、その力によりてわが意志の遂げらるるを待つというような場合に用いらるるものである。

　この世になろうなかれ、心をかえよは、原語においては共にこの中態を用いてゐるに注意すべきである。すなわち、自力のみをもつてこの世にならわず心をかえよというのではない。かくいわるる時、パウロのこの勧めは不可能を強（し）うるものである。さりとてまた全然自分の意志なく全く受働的にかくなれというのではない。自己の意志を少しも動かさずして、ただ靜かに受身の態度におのれを置いたのみでは、この勧めの實現せらるる時はない。この世にならわないこと、心をかえて新たにすること、これは自力と他力の結合の上に初めておこなわるるものである。世にならわじとの決意、心をかえんとの努力、それをいだいたままにて、�~の大なる能働（はたらき）の中におのれを投ずるのである。そして�~の力に浴してわが決意を實現し、わが努力を有效ならしむるのである。これがこの戒めの實行せらるる道である。キリスト�ﾍ道�ｺを自力本位にのみ解するなかれ。しかるときは堪えがたき重荷となる。また恩惠を樂しむのあまり全然他力的となるなかれ。かくては緩怠弛廃（かんたいちはい）の空氣いと濃きを加えるであろう。よろしく自己の努力と�~の力との一致融合の上にこれを建つべきである。これがキリスト�ﾍ道�ｺをおこなうところの道である。

　

　

　

第四十七講　　約　説

キリスト�ﾍ道�ｺの性質

　

　キリスト�ﾍ道�ｺの根底は前講のとおりである。すなわち�~のわれらに施したまいしもろもろのあわれみに對し、報恩の祭として、わが身を生けるいけにえとしてささげまつることである。さらばその性質いかに。これ第二節の明記するところである。「またこの世になろうなかれ。なんじら、�~の全くかつ善にして喜ぶべき旨を知らんがために、心をかえて新たにせよ」と。

　キリスト�ﾍ道�ｺに兩面がある。消極的と積極的である。消極的は「この世になら」わざる事である。積極的は「心をかえて新たにす」る事である。この兩面なくして、いずれの道�ｺも健全なることはできない。暗黒なき光明のなきように、汚れを認めてこれを避けんとせざる清潔の道はないのである。

　「この世にならう」。この一句に對する最も好き註解は、ヨハネ第一書二章十五、十七節における使徒ヨハネのことばである。いわく「この世あるいはこの世にあるものを愛するなかれ。人もしこの世を愛せば、父を愛するの愛そのうちにあるなし。おおよそ世にあるもの、すなわち肉体の欲、目の欲、勢力より起こるたかぶり、これらはみな父より出づるにあらず、世より出づるものなり。この世とその欲とは過ぎゆくものにて、�~の旨をおこなう者は永遠にのこるなり」と。原語は συσχηματιζεσθε といいて、世とその變わり行くさま（schema）を共にするなかれとの意である。世と流行を共にするなかれ。對人の衣裳装飾に日々の變わり行く流行あるがごとくに、世の思想にもまた流行がある。戰争の流行する時、平和の流行する時、帝國主義の流行する時、デモクラシーの流行する時、勞働運働の流行する時、しかしてクリスチャンは女も男も世と流行を共にするなかれというのである。そは、この世とその欲とは過ぎ行く（流れ行く）ものにして、永遠の生命を目的とする者のかかわるべきものにあらざればなり。信者の堕落、�ﾍ会の腐敗は、常に「世にならう」すなわち世と流行を共にするより來たるのである。

　「心をかえて新たにせよ」。これがキリスト�ﾍ道�ｺの積極的半面である。「心」は、この場合においては靈（スピリット）ではない。心（マインド）である。判斷力である。物の見方である。人生觀といい宇宙觀というがごときものである。「なんじの人生觀を一變してこれを改めよ」というならば、よく原語の意味を通ずるであろう。すなわち世人と全然その人生の見方を異にせよとの謂（いい）である。原語の μεταμορφουσθε は英語の transformである。形すなわち型（form　を變えよとの意である。状（さま）は變わるもの、型は變わらざるもの、世の變わり行くさまになろうなかれ、キリストの變わらざる型によりてなんじの人生の見方を一新せよと。もちろん靈において更生（うまれかわ）るにあらざれば、心をかえて新たにすることはできない。しかしながら、心が變わらざれば、すなわち人生觀が變わらざれば、行爲（おこない）は改まらない。思想の變化は決して小事でない。靈は心（思想）を經ておこないに現われるのである。まず、靈において新たに生まれ、その結果として思想が一變せられ、しかるのちに靈の實（み）すなわち善行が擧がるのである。聖靈により人生の見方が一變して、この世にならわんと欲するもあたわないのである。

　認識の機關たる心（ギリシャ語の νουs 英語の mind）をかえて新たにせよ。これ善にして喜ぶべき（彼の喜びたまう）全き�~の聖旨（みこころ）を識別せんためである。�~の聖旨を知つてこれをおこなう、これがキリスト�ﾍ的道�ｺである。しかしてその聖旨たるや、善なり、美なり、かつ完全なるものである。「上よりの知惠は、第一に清く、次に平和、寛容、温順、かつあわれみと善き實に滿ち、人をかたより見ず、また僞りなきものなり」と、ヤコブ書三章十七節にいう。「�~の旨はすなわちこれなり。なんじらの清からんことなり」と、テサロニケ前書四章三節にいい、「常に喜ぶべし。絶えず祈るべし、すべての事感謝すべし。これなんじらに求めたもう�~の旨なり」（同五・十七）という。その他�~の旨について聖書の�ﾍうるところ、はなはだ多し。しかしてこの知惠を探り、この聖旨を知りて、おこのうべしという。ここに聖書研究の必要があるのである。パウロはロマ書十二章において、信者の知的修養の必要を高調してゐる。�~を知るの知識は、天然を知るの知識とひとしく、ただ漠然として心に臨むのではない。これは、きよめられし知識によつて聖書の内に探るべきものである。しかるに事實いかにというに、たいていの場合において、信者は�~の聖旨を探らず、惡意なきをもつて�~の聖旨と認め、これをおこなつて�~に仕えつつあると信ず。されども「エホバのたまわく、わが思いはなんじらの思いと異なり、わが道はなんじらの道と異なれり。天の地よりも高きがごとく、わが道はなんじらの道より高し。わが思いはなんじらの思いよりも高し」と、イザヤ書五十五章八、九節にいうがごとし。しかしてそのことをよく證明するものが、ロマ書十二、十三章である。信者にして、キリスト�ﾍ的道�ｺはすでにすでに知りつくせりと思う者が、これらの章を研究して、今さらながらに自己の無知に驚くのである。キリスト�ﾍ会は聖書の研究を怠りて、聖旨ならざるものを聖旨なりと想像して、自己に無限の危害を招きつつある。

　「ささげよ…なろうなかれ…心をかえよ」。「ささげよ」は、動詞アオリスト動詞であつて、斷然意を決して一時に身を�~にささげよとの意である。「なろうなかれ…かえよ」は、中調現在動詞であつて、信仰的努力を継続せよとの意である。獻身は一時的に決行すべきもの、行爲と改心とは常時連続的に實行すべきものである。世にならわざるをもつて習慣とせよ、日々に心を新たにしてまた日々に新たにせよと。決心の後に永久的努力が続くのである。