06年 4月23日
「地上での過ごし方」
ペテロの手紙第1 1章13〜21節
小アジアに離散した仲間の兄弟たちの事を思うとき、
ペテロはイエスの御言葉「からだを殺しても、たましいを
殺せない人たちなどを恐れてはならない。」
を思い出していたのかもしれない。
ペテロは、イエスが天に昇って行かれたとき、初めて、
天こそ自分の帰るべきところだと気がついたのだろう。
「しばらくとどまっている」にすぎない地上での生活
の中で、本当に意識すべきは天の御国と最後の
さばきをなさる父なる神のことである。
自分達に向けられているあざけりや悪意、敵意を
はるかに超えて、神のもたらしてくださる恵みを
待ち望むようペテロはすすめる。