06年 7月23日
「新しい歌」
詩篇 40篇1〜9節
これはダビデの新しい歌である。神が御霊を通してダビデ
の口に授けられたのだ。苦難のもとはダビデ本人の蒔いた
種にある。彼は今や八方塞がりの状態にまで陥ってしまって
いる。その中でダビデは神を待ち望み、信仰の深みへと
導かれていく。受けた恵みを数え、全身全霊をかけた従順を
今一度心に誓う。悩みに疲れ、完全に打ち砕かれたダビデ
は、もはや自分が生きているのではなく、神の御霊に生か
されている事を確認する。目に見える事態は今なお好転して
いないようだ。その現実の中で、
なお神は私たちに喜びの心と賛美を授けられるのだ。