礼拝500字メッセージ
---ある出席者のレスポンス---

08年11月 9日

「神の国の同労者」
コロサイ人への手紙4章10〜13節

マケドニア人のアリスタルコについて話そう。彼は、テサロニケの教会の
指導的な立場にあったが、パウロにどこまでも付き従って神とパウロの
ために奉仕者となった。「奉仕者」と言えば聞こえはいいが、もともとは
船の最下層にいる舟こぎを意味する語が用いられてもいる。
つまりもともとは奴隷というニュアンスの強い語なのだ。
パウロの伝道の旅は、順風満帆には程遠いものだった。
エルサレムで起きた暴動の後、パウロはユダヤ人たちに訴えられ、
ローマ皇帝に上訴してローマへ護送されることになった。そのときも囚人
パウロの付き人・・・恐らく奴隷の身分に身を落とした・・・となったのが
アリスタルコだった。それは、誤解され非難を浴びせられながらも、
コリントの教会のために最高に喜んで財を費やし、自分をも使い尽くそう
としていたパウロの見本があったからだ。なぜそこまでできるのか。
それはひとえに、こんな自分のためにすらイエス・キリストが十字架で
死んでくださったからに他ならない。この愛と真実を、どんなことをしても
伝えずにはおられなかったのだ。自分たちは、クリスチャンの模範では
ない。神の愛と真実と憐れみの見本であるとパウロは言った。
見本である自分たちをとおして神を示せることは、
彼らにも私たちにとってもこの上ない喜びなのだ。

先週の500字メッセージ
次週の500字メッセージ
礼拝500字メッセージTOPに戻る
泉キリスト教会TOPに戻る