09年 1月18日

「忠実な賢い管理人」
ルカの福音書 １２章４１〜４８節

私たちはみなキリストのさばきの座に現れて、善であれ悪であれ、
各自肉体にあってした行為に応じて報いを受けることになると聖書は
言う。「うそをついたら閻魔さんに舌を抜かれる」「悪いことをしたら
極楽に行けない」私たちは親から子へ、戒めとしてしたことに対する
報いや罰を受けることを教え込まれてきた。その多くの戒めは、キリスト
教であるなしに関係なく、愚かな生き方をしないようにとしている。
では、この世の知恵とキリスト教の教えにはどこに違いがあるのか。
それは、神を神として恐れかしこむ生き方をしているかどうかにある。
主人である神を知りながらいないかのように振舞う愚かな管理人の
姿を通して、イエスは厳しく私たちを戒める。忠実な賢い管理人とは、
主人からその家のしもべたちを任されて、食事時にはきちんと彼らに
食事を与える者のことだ。主人である神を神として生きる姿勢は、
神にとって大きな喜びなのだ。その喜びたるや、それこそ神の全財産を
お任せになるほどにだ。
今日この世を生きる私たちの姿勢を、聖書は問いかけるのだ。

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