本日の講壇

聖書箇所 ヨハネの福音書20章1~18節

説教題 『復活の希望』

■序論

私達の罪の身代わりに十字架で死んだイエス様は三日目に復活された。信じる者は永遠の生命をいただける。「キリストの復活、我が希望なり」と告白しよう。

 

1.空っぽの墓が示す復活(1~10節)

イエス様の復活は十字架の死から三日目となる日曜日の早朝に起きた。遺体に香油を塗りに墓へ出かける女性達がその目撃者となった(マタイ281。墓の石が取りのけられているのを見て、マリヤは誰かがイエス様の遺体を取って行ったと思い、ペテロに知らせに行った。ペテロともう一人の弟子は墓に確認に行くと、亜麻布と布切れが残されていた。それはイエス様の復活を現わす証拠である。空っぽの墓を見た弟子はイエス様の復活を信じたが、御言葉を思い出せなかった。空の墓を見られない私達は聖書のみことばを通して復活を信じよう。

 

2.キリストの顕現が示す復活(11~16節)

ペテロ達は家に帰ったがマリヤはそこにたたずんで泣いていた。二人の御使いはマリヤに尋ねると、彼女はイエス様の遺体が移されたことを嘆いていた。そこにイエス様が現われたが、マリヤは園の管理人だと思った。思い込みがイエス様を見えなくさせることがある。イエス様の復活を信じれば泣くことも捜すことも全く必要ないことである。背を向けるマリヤにイエス様は名前を呼ばれた。イエス様は私達のすぐ近くにいて下さる。全てを御存知のイエス様は、みことばを通して、私達の名前を呼び、希望と平安を与えて下さると信じよう。

 

3. キリストの兄弟とされる希望(17~18節)

マリヤはイエス様が復活されたことを喜び、すがりつこうとした。しかしイエス様はこれから昇天し、父なる神様のもとへ返ることを告げられた。そればかりでではなく、イエス様は御自分を裏切った弟子達を兄弟として迎えるためにマリヤに伝言を託した。彼女はイエス様の復活と顕現を弟子達に伝えた。顔向けできない弟子達に対して、イエス様が歩み寄って下さっている。イエス様の愛、赦し、励ましがあったからこそ弟子達は悔い改めて再出発できた。イエス様の復活を信じる者は神の家族として天に迎えていただけることを希望としよう。

■結論

ヨハネ112526 イエス様を信じる者は永遠の生命と栄光の体が与えられる。地上の別れはほんの一時である。復活の主を信じ、天に希望を持って生きよう。

ヨハネの福音書20章1~18節

20:1 さて、週の初めの日に、マグダラのマリヤは、朝早くまだ暗いうちに墓に来た。そして、墓から石が取りのけてあるのを見た。墓から石が取りのけてあるのを見た。 20:2 それで、走って、シモン・ペテロと、イエスが愛された、もうひとりの弟子とのところに来て、言った。「だれかが墓から主を取って行きました。主をどこに置いたのか、私たちにはわかりません。」 20:3 そこでペテロともうひとりの弟子は外に出て来て、墓のほうへ行った。 20:4 ふたりはいっしょに走ったが、もうひとりの弟子がペテロよりも速かったので、先に墓に着いた。 20:5 そして、からだをかがめてのぞき込み、亜麻布が置いてあるのを見たが、中にはいらなかった。 20:6 シモン・ペテロも彼に続いて来て、墓にはいり、亜麻布が置いてあって、 20:7 イエスの頭に巻かれていた布切れは、亜麻布といっしょにはなく、離れた所に巻かれたままになっているのを見た。 20:8 そのとき、先に墓についたもうひとりの弟子もはいって来た。そして、見て、信じた。 20:9 彼らは、イエスが死人の中からよみがえらなければならないという聖書を、まだ理解していなかったのである。 20:10 それで、弟子たちはまた自分のところに帰って行った。 20:11 しかし、マリヤは外で墓のところにたたずんで泣いていた。そして、泣きながら、からだをかがめて墓の中をのぞき込んだ。 20:12 すると、ふたりの御使いが、イエスのからだが置かれていた場所に、ひとりは頭のところに、ひとりは足のところに、白い衣をまとってすわっているのが見えた。20:13 彼らは彼女に言った。「なぜ泣いているのですか。」彼女は言った。「だれかが私の主を取って行きました。どこに置いたのか、私にはわからないのです。」 20:14 彼女はこう言ってから、うしろを振り向いた。すると、イエスが立っておられるのを見た。しかし、彼女にはイエスであることがわからなかった。 20:15 イエスは彼女に言われた。「なぜ泣いているのですか。だれを捜しているのですか。」彼女は、それを園の管理人だと思って言った。「あなたが、あの方を運んだのでしたら、どこに置いたのか言ってください。そうすれば私が引き取ります。」 20:16 イエスは彼女に言われた。「マリヤ。」彼女は振り向いて、ヘブル語で、「ラボニ(すなわち、先生)。」とイエスに言った。 20:17 イエスは彼女に言われた。「わたしにすがりついていてはいけません。わたしはまだ父のもとに上っていないからです。わたしの兄弟たちのところに行って、彼らに『わたしは、わたしの父またあなたがたの父、わたしの神またあなたがたの神のもとに上る。』と告げなさい。」 20:18 マグダラのマリヤは、行って、「私は主にお目にかかりました。」と言い、また、主が彼女にこれらのことを話されたと弟子たちに告げた。