本日の講壇(2018.8.12.)
聖書箇所 コロサイ人への手紙3章5~11節
説教題 『新しい人を着たのです』
■序論:イエス・キリストを救い主として信じる前、信じた後、私たちはどのように変わるでしょうか。今日みことばの中には、私たちがイエス様を信じて捨てるべきもの、そして身につけるべきものについて書かれています。
■本論
1、捨てるべきもの(5-8節)
イエス・キリストを救い主として信じた者は、自分自身から出てくる肉の行い(ガラテヤ5:19-21)やこの世に属するものを捨てなければなりません。偶像をつくり、具体的な偶像礼拝(5節)を行っていなくても、神以上に第一とするものや大切にするものは、それ自体が偶像となってしまいます。残念ながら私たちは、気づかない内に偶像を造ってしまっていることがあります。
2、身につけるべきもの(9-11節)
イエス・キリストに出会った者たちは、「新しい人」を着たのです。新しい人は、造り主のかたちにますます似せられていきます。「かたち」とは、姿形のことではなく、神の「御性質」のことです。神の御性質に近い者とされていき、真の知識に至ります。キリストを信じることは、知識を得るだけでなく、永遠のいのちをいただき、神の性質に似たものと変えられていくことです。
3、以前の歩みと今の歩み
イエス・キリストに出会う前の私たちのことを「古い人」)(9節)、救われた後の私たちは「新しい人」(10節)です。古い人の行いは神の怒りが下るものでした。しかし今は、私たちを造り主のかたち(性質)にしたがって、新しくされ続けていく恵みに与っています。この恵みを頂くために私たちの社会的立場や人種は関係ありません(11節)。キリストがすべてであり、キリストに出会ったことによって古き人を捨てきっていることが大切です。
■結論
私たちは神の前に、罪人であったにもかかわらず、神の姿に似せられるとみことばに書かれています。造り主のかたちに似せて造られた私たちは、古き人を古き行いと共に捨てて、新しい人を着ましょう。