今日のできごと


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2020/5/8(金)

 

ヨナの本心は「神に従いたくない」

 ヨナには、神から重大な使命が与えられます。

 主の言葉がアミタイの子ヨナに臨んだ。
 「さあ、大いなる都ニネベに行ってこれに呼びかけよ。
  彼らの悪はわたしの前に届いている。」
 ヨナ書 1章1〜2節

 ヨナは預言者でしたが、その心は神の心とは遠く離れていました。

 しかしヨナは主から逃れようとして出発し、
 タルシシュに向かった。
 ヤッファに下ると、
 折よくタルシシュ行きの船が見つかったので、
 船賃を払って乗り込み、
 人々に紛れ込んで主から逃れようと、タルシシュに向かった。
 ヨナ書 1章3節

 ヨナは主から逃れようとして出発し、
 タルシシュに向かったのです。
 ニネベに行けと言われ、ニネベとはまるで違うタルシシュに向かうのです。

 ヨナの本心は、明らかです。
 「ニネベになんて、誰が行くか!」
 「何で俺がそんなとこ行かなきゃいけないんだ!とっとと逃げちまえ」

 まあ、こんな感じだったのではないでしょうか?
 ヨナは本心の通りに行動していたので、わかりやすい人物です。
 「神に従いたくない」というヨナの本心が、行動に如実に表れています。

 私たちはヨナと同じように、罪人です。
 決してヨナを笑うことはできないのです。
 ヨナはひどかったなあ、と他人事のように思ってはならないのです。

 ヨナと私とどっちが罪深いだろうか?と問いかければ、その答えは簡単です。
 ヨナも私も、まったく同じ罪人なのです。ヨナと同じ罪を犯してしまう可能性は
 私にも十分あるのです。

 本心が変わる必要があるのです。
 自己中心の本心が、神中心の本心に変わってくれると
 問題は解決するのです。

 どうすればいいのでしょうか?
 答えは聖霊に満たされることです。
 聖霊によって、自己中心の自分の肉の思いに打ち勝つことが必要なのです。

 キリスト・イエスのものとなった人たちは、
 肉を欲情や欲望もろとも十字架につけてしまったのです。
 わたしたちは、霊の導きに従って生きているなら、
 霊の導きに従ってまた前進しましょう。
 ガラテヤの信徒への手紙 5章24〜25節

 御霊によって、心の底から主に従いたいという思いに変えていただくことです。
 これが可能なのです。そうなりたいと心から願って、祈り求めることです。
 必ず、祈りは答えられるのです。

 【今日の聖書】
 わたしが言いたいのは、こういうことです。
 霊の導きに従って歩みなさい。
 そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません。
 ガラテヤの信徒への手紙 5章16節


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