人にへつらわない
相手の気に入るようにふるまうことを、「へつらう」といいます。
いわゆる「ご機嫌取り」です。
パウロは、「私はへつらったりはしませんでした」と語っています。
福音を語る時、相手のご機嫌を取って語るということはあり得ません。
「この人は悔い改めが嫌いだから、『悔い改めなくてもいいですよ』と語ろう」
「この人は十字架がきらいだから、十字架の話はしないでおこう」などと
相手によって、福音の内容を変えてしまうなどということはあり得ないのです。
相手が喜ぼうが拒絶しようが、そんなこととは無関係に語るべきものが福音なのです。
「キリストがあなたの罪を赦すために、十字架にかかって死なれました」と
誰にでも、はっきりと語っていくのです。
これこそが、すべての人にとって最も大切なメッセージだからです。
この福音を信じなければ、永遠に滅びてしまうのです。
【今日の聖書】
あなたがたが知っているとおり、わたしたちは、
相手にへつらったり、口実を設けてかすめ取ったりはしませんでした。
そのことについては、神が証ししてくださいます。
テサロニケの信徒への手紙一 2章5節