今日のできごと


 前日  翌日  今月  去年の今頃  トップへ  更新
2024/3/22(金)

 

神に喜ばれるように

 私たちはともすれば、人に喜ばれようという動機で行動をしてしまいます。
 職場の上司に喜ばれるように行動すれば、査定が良くなるかもしれない
 査定が良くなれば昇進や昇給も早く、他に先んじられるかもしれないと考えるからです。

 けれどもそうした場合、もし上司が間違っていることをしていた場合
 どうするでしょうか?きちんと、指摘できるでしょうか?
 間違いの指摘は、おそらく喜ばれないでしょう。

 そうなると、本来指摘すべきはずの誤りを
 容認してしまったり、うやむやにしてしまうことになります。
 これは上司にとっては助かる事かもしれませんが、正しいことではありません。

 人を喜ばそうとすると、得てしてそういうことになりがちです。
 しかしパウロはこう語っています。
 「人間に喜ばれるためではなく、神に喜ばれるように福音を語ります」

 福音は、「あなたの罪はゆるされます」というメッセージです。
 その前提は、「あなたは神の前に罪人です」というものなのです。
 ですから、これを聞く人たちは「俺を罪人呼ばわりするのか!」と怒る可能性もあるのです。

 人に喜ばれない可能性が、多々あるのです。
 人に喜ばれようとすると、福音が語れなくなってしまうのです。
 しかしパウロは、神に喜ばれるように福音を語ったのです。

 【今日の聖書】
 かえって、わたしたちは神の信任を受けて福音を託されたので、
 人間に喜ばれるためではなく、
 わたしたちの心を見分ける神に喜ばれるように、福音を語るのである。
 テサロニケの信徒への手紙一 2章4節


 前日  翌日  今月  去年の今頃  トップへ  更新