今日のできごと


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2025/8/16(土)

 

主は人の心を動かされる

 ペルシアの王キュロスは、異邦人であってユダヤ人ではありませんでした。
 しかし、その国に捕囚として連れて来られていたユダヤ人のために、
 次のような言葉を語ったのです。

 「ペルシアの王キュロスはこう言う。
  天にいます神、主は、地上のすべての国をわたしに賜った。
  この主がユダのエルサレムに御自分の神殿を建てることをわたしに命じられた。
  あなたたちの中で主の民に属する者はだれでも、上って行くがよい。
  神なる主がその者と共にいてくださるように。」
 歴代志下 36章23節

 ちょっと、にわかには信じがたい言葉でした。
 「天にいます神、主は、地上のすべての国をわたしに賜った。」
 主なる神を、信じている言葉です。主が私に与えて下さったという信仰が、そこにあります。

 「この主がユダのエルサレムに御自分の神殿を建てることをわたしに命じられた。」
 彼は、「神殿を建てよ」という主の言葉を聴いているのです。
 ユダヤ人でもない異邦の王が、主なる神の言葉を聴いているのです。

 そして、本来捕囚の民であったユダヤ人たちに対して
 「あなたたちの中で主の民に属する者はだれでも、上って行くがよい。」
 と、解放の命令を直ちに出しているのです。

 極めつけはこれです。
 「神なる主がその者と共にいてくださるように。」
 まるで、神を信じていたユダヤ人のような言葉です。

 神は、信じられないような人の心を動かされるお方なのです。

 【今日の聖書】
 ペルシアの王キュロスの第一年のことである。
 主はかつてエレミヤの口を通して約束されたことを成就するため、
 ペルシアの王キュロスの心を動かされた。
 キュロスは文書にも記して、国中に次のような布告を行き渡らせた。
 歴代志下 36章22節


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