今日のできごと


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2026/1/17(土)

 

ニムロドは主の御前に勇敢だった?

1.日本語の聖書では、ニムロドは主の「御前に」勇敢な狩人だったと訳されている

 創世記10章9節にも、ニムロドについての説明が記されています。
 ヘブライ語では、以下のようになっています。

 創世記10章9節

 英語にすると、次のようになります。
 He was a mighty hunter before the Lord;
 therefore it is said, "Like Nimrod the mighty hunter before the Lord."(KJV)

 日本語では、次のようになります。
 「彼は、主の御前に勇敢な狩人であり、
  『主の御前に勇敢な狩人ニムロドのようだ』という言い方がある。」

2.「御前に」と訳されている単語には、他の意味もある

 ここで「御前に」と訳されているヘブライ語は「前に」という意味だけではなく
 他の意味も持つ単語です。この単語の主要な意味は「顔(face)」です。
 その他の意味の一つに「 〜に反して(against) 」という意味もあります。

顔
パネー

顔、存在、表面 face,presence,surface (of ground)
〜の前に、〜の前方、以前 before,toward,in front of,forward,formerly,from beforetime 
 〜に反して against 
参考:JBible 3rd

3.「反して」という意味で訳したらどうなるか?

 聖書の訳では「前に」という訳を選んだ結果、「主の御前に勇敢な狩人」と訳されているようです。
 もし「前に」ではなく「 〜に反して(against) 」の意味を、訳として選んだとしたらどうなるでしょうか?

 英語では、以下のようになります。
 He was a mighty hunter against the Lord;
 therefore it is said, "Like Nimrod the mighty hunter against the Lord."

 日本語では、以下のようになります。
 「彼は、主に 反逆した(敵対した) 屈強な狩人であり、
 「主に 反逆した(敵対した) 屈強な狩人ニムロドのようだ」という言い方がある。」

むすび.「反逆した」で訳した方がしっくりくる

 ニムロドが、バベルの塔を建てた町「バベル」の王であったことを考えると
 「主の御前に勇敢な狩人」というよりむしろ、「主に 反逆した 屈強な狩人」の方が
 しっくりいくような気がします。

 けれども、日本語の訳も英語の訳もすべて「御前に」の意味を選択しています。


 【今日の聖書】
 彼は、主の御前に勇敢な狩人であり、
 「主の御前に勇敢な狩人ニムロドのようだ」という言い方がある。
 創世記 10章9節


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