簡単な命令
イエスが12弟子を遣わされた時、彼らが遣わされた先で
人々に語るべき言葉を、教えられました。
その言葉は、「行って、『天の国は近づいた』と宣べ伝えなさい」でした。
実に、簡単な言葉です。
「天国が近づいた」だけで良かったのです。
もし、異邦人に遣わされていたら「本当の神」について説明も必要だったでしょう。
創世期の天地創造から始めて、本当の神は天地万物をお造りになられ
人間も作られたお方であり、その人間が罪を犯し、やがて救い主が...という説明がないと
異教の信仰を持っていた異邦人には、理解できなかったのです。
しかし12弟子が遣わされた先は、聖書を知っているイスラエル人の元でした。
そんな説明は、少しも必要ありませんでした。
彼らはローマ帝国の支配下で苦しんでおり、救い主メシアを待ち望んでいました。
そんな彼らに救い主の到来を告げるには、『天の国は近づいた』と伝えるだけで充分だったのです。
「『天の国は近づいた?』そうか、救い主が来られたのか!」ということになるわけです。
「その救い主がイエスなのか!そうか、よしイエスの所に行こう!」ということになるわけです。
イエスが命じられることは、難しい事ではないのです。
私たちができること、しかも簡単な事なのです。
イエスが命じられてないことをしようとするから、とたんに難しくなってしまうのです。
「無条件の愛で愛しあいなさい」というのは、難しいことのように感じます。
けれども、難しくてできないことをイエスは命じておられません。
「愛そう」と決断するなら、神の助けの中ではそれは簡単にできることなのです。
【今日の聖書】
行って、『天の国は近づいた』と宣べ伝えなさい。
マタイによる福音書 10章7節