イエス様の昇天は、イエス様の住所の変更についてだけではありません。父なる神様の右に坐する事についてです。
先ず、神様の右手で、また教会の偉大なる祭司として、イエス様は私達の為に祈って下さいます。教会の祈りの習慣とは、父なる神様に祈る事ですが、｢イエス様の名前によって｣祈ります。イエス様は神様のそばの近くに座って、神様の右に座って、神様の耳に話す事のようです。イエス様は神様に私達の祈りを言われます。それで、神様が私達の祈りを聞く事はたしかです。ですから：恐れないで、大胆に祈りましょう。何でも祈る事が出来ます。もしかしたら、私達は間違ったものの為に祈ったり、危ないものの為に祈ったり、罪深いものの為に祈ったりする事があるかも知れませんが、イエス様は私達の祈りを聞いて、私達の心と思いを理解して、どのように私達の為に一番良いものを与えるかが分かります。私達は聖霊の為に祈ります。愛する人の為に祈ります。平和の為に祈ります。
二つ目。神様の右にいるので、権力の場にいるので、イエス様には私達の祈りに答える力があります。ですから：イエス様の力を疑わないで下さい。イエス様は全能の神様です。がっかりしている時、イエス様があなたの祈りに答える事が出来ないと思わないで下さい。私達の為に一番良い方法で、一番良い時期で、助けて下さる事を、私達は彼の愛と憐みと知恵を信頼します。
三つ目。イエス様は私達に聖霊を送ります。昇天する直前に、その約束を言われましたので、急いでその約束を守りました。ペンテコステの日、信者達に聖霊を送りました。そして、今も今日も私達に聖霊を送ります。聖霊の力によって、最初の弟子達はイエス様の証人になりました。先ずエルサレムに、次にサマリアに、そして最後に、この世の淵までした。 それで、福音が私達の所にも来ました。聖霊は私達の心を開いて下さったから、私達は良い知らせを信じました。それで聖霊を受けたので、私達もイエス・キリストの福音の証人になります。ですから：あなたは伝道出来ないと思わないで下さい。自分には力が無いと思わないで下さい。信仰を造るのは聖霊です。弟子達がその事実を習った時、福音のメッセージを述べ伝える為に、ヴィションと勇気を受けました。私達は、信仰を造る聖霊の働きを見る時、教会の働きが面白くなります。聖霊に満たされています。
四つ目。昇天された主は私達と共にいます。マタイ２８章でのイエス様の最後の言葉です：｢私は世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。｣イエス様は狭いパレスチナの地方に限られていません。又、場所と時間と科学にも制限されていません。イエス様は、私達一人一人に同じように共にいます。天国にいますので、地上の私達と共にいるのです。ですから：人生に起こる事について恐れてはいけません。失望しないで、ゆううつにならないで、がっかしないで。羊の群れの羊飼いは今も後もいつまでも私達と共にいます。私達の一番大変な時、一番必要のあった時、自分の罪に迷ってしまった時に、イエス様は私達の所に来られました。十字架上で死んで下さった時に、私達と共にいました。お墓から復活した時にも私達と共にいました。私達が決して独りでない事には大きな慰めがあります。
５つ目。昇天された主は再び来られます。使徒1:10-11、｢10 イエスが離れ去って行かれるとき、彼ら[弟子達]は天を見つめていた。すると、白い服を着た二人の人がそばに立って、11 言った。『ガリラヤの人たち、なぜ天を見上げて立っているのか。あなたがたから離れて天に上げられたイエスは、天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる。』｣いつイエス様が戻るでしょうか。誰も知りません。イエス様御自身は言われました、マタイ24:36、｢その日、その時は、だれも知らない。天使たちも子も知らない。ただ、父だけがご存じである。｣ですから：伝道師が世の終わりを予言する時、パニックしてはいけません。しかし、イエス様の再臨の為に準備しましょう。今日戻るかも知れません。 あなたは準備していますか。イエス様が自分自身の救い主であると信じますか。そう信じましたら、あなたには準備が出来ています。しかし、自分の罪が赦されていないと心配しますか。自分が天国に行く価値がないと思いますか。その時、この事をおぼえて下さい、救いがあなたの働きの業や自分の価値や自分の気持ちに基づいていません。むしろ、私達の為に死ぬほど価値があると思われて、私達の罪を赦す十字架上のイエス様の業と愛によってです。主の祈りに｢御国が来ますように｣と祈りますと、イエス様がすぐ帰るように祈ります。同時に、信仰と恵みと救いの御国が今なお、私達に来るように祈ります。私達だけの為にではなくて、福音の御言葉を聞くすべての人の為です。
そして、六つ目。昇天される主は私達を祝福して下さいます。ルカ24:50-51を聞いて下さい、｢50 イエスは、そこから彼らをベタニアの辺りまで連れて行き、手を上げて祝福された。51 そして、祝福しながら彼らを離れ、天に上げられた。｣祝福する為に、御手を上げた時、その十字架の釘のキズがもう治ったでしょうか。弟子達はそのグギの後を見る事が出来たでしょうか。ですから：キリストの働きを軽く考えないで下さい。その祝福をあたりまえの事のように受けないで下さい。彼のキズによって私達が癒されました。彼の死によって私達は新しい命を受けます。彼は私達の為に死んで下さいました。私達の為に生きています。それで、洗礼によって死んだ私達が今イエス様と共に生きて、イエス様の為に生きています。
ハレルヤ。アーメン。
マイケル・ニアフッド、牧師
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