心の改革

心の改革

宗教改革主日
２００８年１０月２６日

今日は宗教改革主日であるので、お祝いしましょう。その出来事の歴史を覚えて、今日も教会の改革を続ける事によってそれを記念します。

改革とは何かを新しく変える事です。例えば、自分の家の改革でしたら、家の改築や家のリフォームです。家を現代的にするやもっと綺麗にするためです。汚い壁紙の後ろには、きれいな壁があるかも知れません。しかし家をただリフォームし、完全に立て直す事ではありません。いつも残るのは家の土台です。もしその土台が悪ければ、新しく直す所がひびわれ、崩れるでしょう。しかし、良い土台があればリフォームの工事は新しい家と同じように良い物です。

宗教改革も同じでした。土台は変わらないで同じものでした。即ちイエスキリストです。彼こそは私達の信仰と人生の土台です。教会の土台は彼しかありません。マルティン・ルターはその土台を変えませんでした。イエス・キリストはローマの教会の土台でした。ただ、その上に建てた物には直す所がありました。ですから、１５１７年１０月３１日が宗教改革の初めの日になりました。マルティン・ルターはウイテンブルグ教会の入り口に建設の青写真を貼りました。即ち、その有名な９５個条です。その９５個条は罪の赦しについての文書でした。特に免罪符を売る事についてでした。その免罪符を買いましたら、自分の罪をも、もうすでに死んだ彼らの愛する人の罪をも赦してもらって、天国に行く前にれん獄で苦しまなくて良いそうです。マルティン・ルターが言ったのは、罪の赦しを買う事が出来るのは、イエス・キリストの血によってだけだということです。

その時からマルティン・ルターとほかの改革者達は、普通の人達皆が簡単に聖書を理解できるように聖書を教えました。ルターは自分の母国語、ドイツ語に聖書を翻訳しました。小教理問答書を書いたのは、若い人を始め、すべての人皆がキリスト教会の根本的な教えを理解するためでした。ですから今日、強調したい２つの宗教改革のテーマがあります。即ち罪の赦しと教育です。

最近のニューズには、経済の問題が多いです。経済的な表現を使いましたら、罪の赦しは、ただ返す事が出来ない悪い借金を消してしまう事ではありません。私達に神様がcredit（クレジット、信用）を下さる事です。十字架上のイエス様の死が本当に私達の罪を取り去って下さったのですが、イエスの復活の時、永遠の命と救いの約束を下さいました。赦しは一つのパケッケージのようです。その中には、信仰、信頼、神様の約束、命、救い、洗礼、聖餐式、聖霊の贈り物、平和、愛、など全てが含まれています。赦しの中にそれらすべてがあるのは、赦しとは、イエス・キリストの十字架の事につきるからです。十字架には、そのすべての恵みがあります。しかし、聖書の中には、お金で赦しを買う事についての話がありません。良い人であるから赦されているという話がありません。イエス・キリストを自分の救い主として信じないで赦されるということは、書かれていません。ですから、改革者たちがローマ３：２８の個所が好きでした。「なぜなら、わたしたちは、人が義とされるのは律法の行いによるのではなく、信仰によると考えるからです。」人が義とされるのは、即ち人が赦されるとは、自分自身の為に自分自身で出来る事と違います。許しは神様からの自由な、ただの贈り物です。赦しとは罪がもうない事です。地獄がもうない事です。憎しみももうないです。その代りに愛と天国と平和があります。

それが素晴らしい福音ですが、この福音を述べ伝えなければ、誰にも、なんの役にも立ちません。神様を信じる為に、人々が神様の事を知らなければなりません。聖霊は、人々が信じるように雷のように天からその人を打って、その人を信仰に入らせません。むしろ聖霊は、福音の宣教によって私たちの心に信仰を創ります。ですから、マルティン・ルターは聖書と礼拝をヘブライ語やギリシャ語やラテン語から、彼らの母国語のドイツ語に翻訳しました。それで、人々が神様の事を理解する事が出来ました。今現在、世界中で聖書は千以上の言葉に翻訳されています。日本語だけの翻訳もいっぱいあります。これによって、人々が神様の事を学ぶ事が出来ます。即ち、神様が自分の友達であるかのように、神様のことをよく学ぶ事が出来ます。聖書の中で、神様の素晴らしい愛を見る事が出来ます。私達の罪を赦す為に十字架上で死ぬ為に神様がご自分の御子イエス様を送る事によってその素晴らしい愛を見ます。この愛が私達の信頼と信仰を創造します。ですから、私達は聖書を読みます。特に日曜日の礼拝で聖書を読みます。そして、その聖書と神様の働きをよく理解する為に、マルティン・ルターは小教理問答書を書きました：十戒、使徒信条、主の祈り、聖餐式、ざんげ、と洗礼について説明します。私は牧師として、聖書のクラスと堅信式のクラスを教える事が出来ます。私にとっては楽しいです。聖書を学びますと、私達を愛して下さる神様の働きを見ます。自分自身にとっては、興奮させられる学びです。生徒達もそうでしたら嬉しいです。

宗教改革のお祝いとは、自由をお祝いすることのようです。ローマ法王からの自由ですが、それより大切なのは、罪と悪魔からの自由です。これは、イエス・キリストによる自由です。福音書でイエス様が言われたように、キリストによって自由になれば、本当に自由です。それで、キリスト信者として私達が自分の人生を送る事が出来ます。この次の一年間、キリスト信者として生きる事について説教します。この次の一年間、赦された者として　他の人を赦します。言い換えますと、キリスト信者として生きる事です。

アーメン。

マイケル・ニアフッド牧師
沖縄ルーテル教会