神に祈ってから

そこで私は、天の神に祈ってから、
ネヘミヤ2:4

ネヘミヤ記に入りました。エズラ記、ネヘミヤ記には、バビロンからの帰還したイスラエルの民のお話が書かれています。エズラ記には、ゼルバベル率いる第一次帰還民のお話と、エズラを含む第二次帰還民のお話がありました。王の子孫であったゼルバベルは神殿の再建を指揮し、祭司であったエズラはイスラエルの民の心を真の神に立ち返らせるという働きをしました。イスラエルの民は長いバビロンでの捕囚生活を終え、もう一度神様との関係を回復し、歩み始めていました。

ネヘミヤ記は、ネヘミヤがエルサレムの街の様子を聞くことから始まります。年代的にはネヘミヤはエズラの少し後になるので、ネヘミヤは、エズラと共に帰還したイスラエルの民からエルサレムの様子を聞いたのかもしれません。ネヘミヤが聞いた報告は悲しい報告でした。エルサレムの城壁は破壊され、エルサレムにいる民は周りの他の民族からそしりを受けていました。1:4には報告を受けたネヘミヤが断食をして、神様に切実に祈っている様子が書かれています。

ネヘミヤはよく祈る人でした。よく祈り、神様の導きを常に仰ぐ人でした。「神の前に祈って」「神に祈り」というような言葉がネヘミヤ記にはたくさん出てきます。エズラと同じようにネヘミヤも、強引に事を進める人ではなく、神様のタイミングを待てる人でした。またどんな事も自分の判断だけでは進めず、神様の知恵を求める人でした。箴言3:5には、「心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りにたよるな。」という言葉がありますが、ネヘミヤはまさにその通りのひとでした。

ネヘミヤの特徴的な行動が2:4にも表されています。ネヘミヤはペルシャの王様に仕える献酌官でした。王の飲むお酒を注ぐ係です。食べ物、飲み物と言うのは、体の中に入れる物ですから、王はそれらを扱う係には信頼できる人間を雇います。ネヘミヤは王からの信頼を得ていたことがうかがえます。エルサレムからの報告を受けて以来、ネヘミヤは暗い面持ちでした。暗い面持ちで王の酒を注ぐようなことは、毒を注いでいると言っているようなものなので、本来あってはならないことです。しかし王からよほど信頼されていたのか、ネヘミヤは王から心配の声をかけられます。そこでネヘミヤは、はっと我に返り、恐れながらも王に本当のこと、エルサレムからの報告のゆえに悲しんでいることを言います。すると王はネヘミヤに何を願うかということをきてくれました。王に一人の家来の願いを聞いてもらえるとは、これは本当に神様からの祝福であると言わざるを得ません。そこでネヘミヤは「天の神に祈ってから」王にエルサレムに行きたい旨を伝えました。

ネヘミヤは、きっと短く心の中でお祈りをしたのでしょう。何を祈ったのか、それは分かりません。そんなに長く祈るような時間は無かったと思います。短く「主よ。お導き下さい」と祈っただけかもしれません。これはネヘミヤのとっさの行動だったと思います。とっさの行動とは、普段行っている事、いつも通りの事が出てきます。ネヘミヤがここでとっさに短く祈ったという事は、ネヘミヤがいつも神様と会話しながら過ごしていたことを物語っています。神様はどんな時でも、神様と会話する人を求めています。文字通り、「絶えず」祈る人を求めています。ネヘミヤはそのような人でした。2:8にあるように「神の恵みの御手が」働いて、王はネヘミヤの願いを聞き入れてくれました。私たちもネヘミヤのように絶えず神に祈りながら生活したいと思います。

*ネヘミヤの城壁建設について、インマヌエル中目黒教会のホームページにある地図を参考に見ながら読み進めると、よく分かります。

→インマヌエル中目黒教会説教

 

 

お祈りの課題
  • 昭島教会に集う方々、ご家族のために
  • 8-9月に新しく来られた方々、久しぶりに来られた方々のために
  • 聖書の学び会、聖餐礼拝、役員会のために
  • 女性リトリート、JHA関東聖化大会のために
  • 守谷教会のために